キャロル・アントワネット・ピーコック

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赤い糸でむすばれた姉妹 フレーベル館文学の森

キャロル・アントワネット・ピーコック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784577049440
ISBN 10 : 4577049449
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

国際養子縁組で、中国からアメリカにやってきた少女ウェン。しかし、中国に残してきたシューリンのことが頭から離れない。ウェンとシューリンは、中国の伝説「赤い糸でむすばれた」姉妹だった…。

【著者紹介】
キャロル・アントワネット・ピーコック : アメリカ、ボストン在住。作家、心理学者、精神療法士。歴史を教えている夫と、中国からふたりの子どもを養子に迎えている

日当陽子 : 翻訳家。3人の子どもたちが読みたいという本を紹介したくて翻訳家になる。訳書に『耳の聞こえない子がわたります』(第54回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆのん

    【児童書】国際養子縁組がテーマ。中国の少女がアメリカの家族に迎え入れられる。施設での親友との約束・先に家族を持った方がもう1人の家族を見つける・の為に奮闘する。人種も言葉も文化も全く違う家族。良い子にしていないと施設に返されてしまう恐怖。本当の母親や置いてきた親友への罪悪感。様々な心の葛藤が描かれている。赤い糸は誰かに繋がっていて切れてる事はない。やっと出会えた赤い糸で結ばれている新しい家族の深い愛情を信じても良いんだよと心の中で叫びながら読んだ。

  • はる

    中国の養護施設で育ったウェンは養子となってアメリカで暮らすことに。アメリカ人の養父母は優しく、綺麗な服に美味しい食べ物、満ち足りた生活。だがウェンは施設で姉妹のように仲良しだったシューリンのことが忘れられない……。作者は実際に中国の施設から少女2人を養子にして育てているアメリカ人の女性。ウェンの一途な想いは切ないが、周りの人からみれば我儘に思えてしまう。作者も、中国で育てば不幸で、アメリカで養子として暮らせば必ず幸福、というわけでもないだろうに。

  • しおり

    中国の児童養護施設からアメリカの里親の元へ渡ったウェン。別世界の生活になかなか馴染めずいるも、親友のシューリンにも家族を、と奔走します。赤い糸で結ばれた家族が見つかりますように。二人の絆が切れませんように。そしてウェンの凝り固まった気持ちがほぐれますように。それを祈りながらの読書でした。ウェンを我慢強く見守るマグワイア夫妻の深い愛も心に残りました。

  • 昼夜

    国際養子縁組がテーマで養子を希望する人がホームページに登録されている写真と紹介文を見るだけで家族にするか決めたり、良い子にしなかったら児童養護施設へ帰されたりするとか読んでてドナドナの曲が聞こえてきました。最後の訳者あとがきに書いてあった養子を迎えるためのたくさんのルールと諸手続きや親側の視点も物語に組み込んであるとより養子縁組についての実態がわかると思いました。

  • えりまき

    2021(319)児童書なのでサクッと読めますがテーマが重いです。国際養子縁組のお話。言葉が通じない子どもを養子に迎える心意気が素晴らしい。けど、たくさんの子どもたちの中から「選ぶ」ってなんだか嫌です。中国の施設で姉妹のように暮らすウェンとシューリン。早々に選ばれてアメリカで新しい家族と暮らすウェンと、足が悪くて養子縁組の年齢制限ぎりぎりのシューリン。施設に戻されないように「いい子」で過ごしながら、シューリンの家族を探すウェン。施設の人権のない生活と、アメリカでの華やかな生活のギャップも印象的でした。

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