キャロライン・ステシンジャー

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アリスの奇跡 ホロコーストを生きたピアニスト

キャロライン・ステシンジャー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865820065
ISBN 10 : 486582006X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

アリス・ヘルツ=ゾマーは1903年に、チェコのプラハの裕福なユダヤ人の家庭に生を享けた。音楽の才能に恵まれ、第二次世界大戦が勃発するまでは、コンサート・ピアニストとしてデビューを飾り、将来を嘱望されていた。ナチス・ドイツによりチェコが保護領とされると、まず母が、そして自身も夫と幼い息子とともにテレジエンシュタットの強制収容所に送られるが、持ち前の楽天主義と、何よりも音楽に支えられて、過酷な収容所生活を生き延びる(母と夫はついに生還できなかった)。未曾有の悪と憎悪に人生を蹂躙されたにもかかわらず、“憎悪は憎悪を生むだけ”“怒りや憎しみではなく、赦しを”をモットーに、ほほえみとユーモアを絶やすことなく、110歳まで生きたアリス・ヘルツ=ゾマーの、感動的な旅路の物語。

目次 : アリスとフランツ・カフカ/ 寛容なる心/ ジャガイモの皮をむきながら/ ピアノのレッスン/ 新たな始まり/ ブリキのスプーン/ もう歳だなんて言わない/ 音楽はわたしたちの食べ物/ ヒトラーがユダヤ人に与えた町/ スナップ写真/ ガラスの檻の男/ きつい言葉は一切なし/ 初めての飛行/ ピアノ教師アリス/ 友だちの輪

【著者紹介】
キャロライン・ステシンジャー : ピアニスト。国際的なテレビ番組や公共イベントのために脚本を手がけ、制作。ジョン・ジェイ・カレッジの芸術研究員と教授、ニューベリー・オペラハウスでニューベリー室内楽団の芸術監督、モーツァルト・アカデミーの理事長を務めている

谷口由美子 : 翻訳家。上智大学外国語学部英語学科卒業。アメリカに留学後、児童文学の翻訳を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • Nobuko Hashimoto さん

    ナチ・ドイツのテレジーン収容所を生き延びたピアニスト。綺羅星のような文化人たちとのエピソードがとても面白い。とくにカフカとはかなり懇意だったようで生き生きと語られる。若くして演奏家として活躍していたアリスは収容所でも演奏をすることが許された。それが功を奏したのか幼い息子とともに解放までテレジーンに留まることができたが、母や夫は失った。戦後はイスラエルに渡り、ピアノ講師として活躍する。音楽家として大成した息子夫婦と暮らすため、高齢になってから渡英、100歳を超えても毎日数時間練習を欠かさず生き切った。

  • mick さん

    「ホロコーストを生きた」とあるがアリス本人がホロコースト時代を話すことがほとんどなかったというように、その恐怖が書かれているわけではなく、アリスの人生指南書のように読めた。個人的には、作家カフカとの少女時代の思い出話が興味深かった。残念なのは翻訳。もっと推敲が重ねられれば日本語としてもっと読みやすくなるのに・・・

  • Arte さん

    主人公アリスはチェコのピアニストで、ナチス占領後、テレジェンスタットに送られるが、ピアノの能力のおかげで息子とともに生き延び、イスラエルで長く生活した後、息子を追ってイギリスに移住し、110歳まで生きる。ホロコーストを乗り越えたというか、息子の死も老化も孤独も乗り越えた感じの超人。チェコも戦後、民族浄化があったのね。

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キャロライン・ステシンジャー

ピアニスト。国際的なテレビ番組や公共イベントのために脚本を手がけ、制作。ジョン・ジェイ・カレッジの芸術研究員と教授、ニューベリー・オペラハウスでニューベリー室内楽団の芸術監督、モーツァルト・アカデミーの理事長を務めている

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