キャサリン・マンスフィールド

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郊外のフェアリーテール キャサリン・マンスフィールド短篇集 ブックスならんですわる

キャサリン・マンスフィールド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750517353
ISBN 10 : 4750517356
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

薔薇、お茶、リボン、焼き菓子…幸福の中にひそむ死、誘拐、心変わりや別離。外から来た少女は、世界の裂け目を覗き込む。ニュージーランド生まれ。ヴァージニア・ウルフのよきライヴァル。短篇の革新者の小世界。

【著者紹介】
キャサリン・マンスフィールド : 1888‐1923年。ニュージーランドに生まれる。裕福な家に生まれ、15歳のときにロンドンのクイーンズ・カレッジに留学。一度、ニュージーランドに戻るが、19歳でふたたび渡英。2番目の夫である文芸評論家J・M・マリと出会ったころから作品を発表しはじめ、短篇集The Garden Partyは高く評価された。1910年に肺結核を発症するが、34歳で亡くなるまで少なくない数の短篇を発表した

西崎憲 : 1955年生まれ。翻訳家、作家。電子書籍レーベル「惑星と口笛ブックス」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 帽子を編みます

    どうしてこの作家を知らなかったのでしょう、いや「ガーデンパーティー」はアンソロジーで何回か読んで上手いと思っていました。でもこのキラキラした水面の照り返しのような文章、繊細な感情。本当に好きになりました。「少女」、この少女は傲岸不遜で愛される要素なんて何もないのですが、でも自分も不機嫌なティーンエイジャーだったなら、彼女の鎧が、その中にある傷ついた心がわかるはずです。世界の中心に自分があると信じ、でも世界にはこれっぽっちも相手にされていないと不安になったあの頃。夭逝した作家が残した作品に出会えた幸せ。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    「ガーデンパーティ」は以前、「園遊会」という名で既読済み。自分達の幸福の陰で誰かの不幸が存在しているという事が人生に戒めという一筋の影を落とすという一端を容赦なく、切り取っていく様に改めて慄くしかない。そしてこの中で唯一の中編と言える「入り江にて」はたった一日の出来事を描いた群像劇だ。この作品における時の流れを各人物によって切り取る事でシャッフルした構成が、ディスコミュニケーションの中でも紐帯を担う幻想を炙り出していく。確かにこれはヴァージニア・ウルフも意識せざるをえないわ!

  • M H

    ヴァージニア・ウルフも意識したという夭折の作家の短編集。2篇目「ガーデンパーティー」の階級差を背景にした構図が強烈で「なんか意地悪だなぁ」とぼんやりしているうちに読み終えたがそうでない収録作もあるし、全体像がそんなに単純でないことは巻末の解説に詳しい。風景や服、小物の描写に籠められた繊細さもまた本懐なのね。なんとなく張愛玲を思い出した。

  • スイ

    ここに収められている作品のようなものが一編でも書けたら人生を使い果たしても悔いはないんじゃないか、と思うくらい完璧な小説たちだった。 胸の奥にズシンと来ている。 言葉の美しさも見事。 「ガーデンパーティ」が一番心に残ったと書こうと思ったのだけど、それを言うならあっちも、いやこっちも、となってやっぱり全部良かったというしかないのだった。 編訳者解説も丁寧で良い。

  • uniemo

    何作かは以前読んだ短編集に入っていたと思いますが、やはり好きな作家さんだと思いました。最初の入り方からすぐに小説の世界になじめるような出だしが好きです。「船の旅」が一番良かったです。

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