Books

はちどり 1994年、閉ざされることのない記憶の記録

キム・ボラ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784775530115
ISBN 10 : 4775530119
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ノーカットの完全版シナリオから、映画『はちどり』をめぐる、寄稿と対談。そして公開から4年の時を経た、キム・ボラ監督へのインタビューを特別収録。

目次 : シナリオ/ あの頃のウニたちへ/ ヨンジ、わたしたちが失ってしまった顔/ 崩壊する夢のなかで誰かと出会い、別れるということ/ いま、ここの前日譚『はちどり』/ 女性、ストーリー、創作について/ 『はちどり』から4年の時を経て/キム・ボラ インタビュー

【著者紹介】
キム・ボラ : 東国大学映画映像学科卒業、コロンビア大学映画学科大学院修了。初の長編映画『はちどり』で世界各国の主要映画祭で60余りの受賞を記録した。『はちどり』はNew York Times Critics’Picks、Rotten Tomatoesで100%の評価を獲得し、インディワイヤーとメタクリティックが選ぶ2020年最高の映画リストに名を連ねた

根本理恵 : 大阪外国語大学大学院外国語学研究科東アジア語学専攻(朝鮮語)修士課程修了。東京大学非常勤講師。韓国映画字幕翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ぐうぐう

    韓国では映画公開年に出版された本書だが、公開4年後(日本公開からは3年後)についに邦訳刊行となった。完全版のシナリオと寄稿、監督・キム・ボラとグラフィックノベル作家・アリソン・ベクダルとの対談、そして昨年11月に行われたキム・ボラへのインタビューが日本版だけの特典として収録されている。数多く公開される韓国映画の中でも『はちどり』は特別な作品だ。韓国独特の社会、家族像を映し、1994年の聖水大橋墜落事故を扱い(そこには政治が背景として横たわっている)、つまり韓国独特の世界を描いているはずが、(つづく)

  • バーニング

    前半が映画のシナリオで、その後に映画に寄せたエッセイと批評。その後にキム・ボラの言葉を対談と、4年後のインタビューという2種類の形で載せている一冊。映画について掘り下げることが必然的に韓国社会における少女や女性の立ち位置が経験に立ち入るものとなっている。また監督自身も述べているが、小説家であるチェ・ウニョンのエッセイが非常に素晴らしい。これも監督の言葉を借りるが、文章が上手いだけではなく感情を揺さぶる言葉を紡ぐことに関しては、本当の素晴らしいものを持っている作家だと再確認できる。

  • クァベギ

    映画『はちどり』の監督キム・ボラは、シナリオ初稿を書いたあと、各国の知人や、10代から70代までのさまざまな人に意見を聞いたとか。主人公と世代も住む場所も異なる私がこの映画に強い印象を受けたのは、監督のこうした努力もきっと大きく関係しているはず。私はこの作品に描かれた家庭内の力関係や学校内での競争に既視感を覚えたのだ、と改めて納得した。

  • ハリガー

    『はちどり』はカットされたシーンがあると知り、3時間くらいあってほしいと初見に思ったのを思い出した。だから、カットされてしまった2時間40分バージョンもいつか観たいですねえ。

  • Shin

    怒りや悲しみの感情をとても冷静に分析している。その感情の由来を探り、社会と個人の関係にも踏み込んでいる。 彼女のシナリオには説得力がある。だから観た人の記憶を呼び起こし、深い部分で結びつくことができるのだろう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items