“日常系アニメ”ヒットの法則 キネ旬総研エンタメ叢書

キネマ旬報編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784873763590
ISBN 10 : 4873763592
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
追加情報
:
192

商品説明

『けいおん!』『らき☆すた』『ひだまりスケッチ』『あずまんが大王』……。昨今、「日常系」と呼ばれるアニメがムーブメントを起こしている。「日常系」とは一体どんな作品なのか?どのようにして「日常系」作品は生まれてきたのか? ゲームやライトノベルとの意外な関係とは?「日常系」の誕生とその裏側を、社会情勢やサブカルトレンド、メディア環境の変化やコンテンツ市況と関連付けて徹底分析! 日常系アニメ、ヒットのカラクリを解き明かす。

【目次より】
●序章 “わからない”物語

●第1章 “日常系”とは何だ?
数字で見る『らき☆すた』『けいおん!』のヒット
『けいおん!』の売上は『アバター』以上?
「日常系」の起源『あずまんが大王』
描かれるのは「当たり前の日常」
「萌え4コマ」と“美少女”キャラクター 
なぜ物語性が希薄なのか
日常系作品のDVD売上や視聴率は?

●第2章 日常系を生んだ“空気”とは何だ?
ポケモンが牽引した“物語の権威失墜”
物語をなくした『どこでもいっしょ』
コミュニケーションを目的とする美少女ゲーム
18禁アダルトゲームに見える“日常”
『ラブプラス』の革新性
(キャラクター描写 > 物語)=アニメ原作向き
オタクの聖地に生まれた新たなアイドル像
21世紀以降のヒットコンテンツに共通するものは?

●第3章 日常系を受け入れた“空気”とは何だ?
動画共有サイトで変わる視聴形態
「データベース消費」は「細切れ」で流通させやすい
“途中参加可能”で敷居が低い
現実そっくりの背景美術
「実体として存在しているか否か」は問われない?
「セカイ系」に対する反動としての「日常系」?
彼女は“俺の嫁”だ

●第4章 “日常系”を作り出したのは誰だ?
“多数のヒロイン”の登場
「美少女アニメ」の爆発的増大
そして、『あずまんが大王』へ
『あずまんが大王』と『らき☆すた』をつなぐもの
キャラクターの個性が際立っている『けいおん!』
『けいおん!』を作った会社@——京都アニメーション
『けいおん!』を作った会社A——TBS
『けいおん!』を作った会社B——芳文社

●第5章 “日常系”はなぜ作られた?
低迷する地上波テレビ
物語性の強さは必ずしもビデオグラム販売に向かない
“違和感”の正体
市場傾向と真逆のヒット作『けいおん!』
「音楽は最高の宣伝媒体」
「声優によるバンド活動」の話題性、「本物の音楽」の追究
作品の評価に関する「視点のズレ」

●終章 “日常系”がもたらしたもの

内容詳細

『けいおん!』『らき☆すた』『ひだまりスケッチ』『あずまんが大王』…昨今、「日常系」と呼ばれるアニメがムーブメントを起こしている。「日常系」とは一体どんな作品なのか?どのようにして「日常系」作品が生まれてきたのか?ゲームやライトノベルとの意外な関係とは?「日常系」の誕生とその裏側を社会情勢やサブカルトレンド、メディア環境の変化やコンテンツ市況と関連付けて徹底分析。日常系アニメ、ヒットのカラクリを解き明かす。

目次 : 序章 “わからない”物語/ 第1章 “日常系”とは何だ?/ 第2章 日常系を生んだ“空気”とは何だ?/ 第3章 日常系を受け入れた“空気”とは何だ?/ 第4章 “日常系”を作り出したのは誰だ?/ 第5章 “日常系”はなぜ作られた?/ 終章 “日常系”がもたらしたもの

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 中玉ケビン砂糖 さん

    『「おもしろい」映画と「つまらない」映画の見分け方』のレビューを参照。

  • さまい さん

    ヒットの法則と書かれてはいるが、実態はジャンルや作品の解説止まりでまったく法則まで踏み込めていない。残念。

  • aoringo12 さん

    面白いです。今まで「日常系アニメ」を「アニメ」の中だけで考察していましたが、周りの持ついろいろな要素が関係していたという見方は今までありませんでした。参考になります。

  • メルセ・ひすい さん

    15-42 ゲーム ライトノベル 『ひだまりスケッチ』社会情勢 ムーブメント 「けいおん!」「らき☆すた」…。昨今、「日常系」アニメがムーブメントを起こしている。「日常系」の誕生とその裏側を社会情勢やサブカルトレンド、メディア環境の変化やコンテンツ市況と関連付けて徹底分析。

  • ちょゆき さん

    2000年代を中心としたヒットアニメの変遷が分かりやすく書かれていた。 ただ、ヒットの法則というよりはヒットしたアニメの解説に留まり、ヒットしたアニメから成功のポイントまでを導くという所まで踏み込んでほしかった。

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