ガブリエル・マルセル

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稜線の路 ルリユール叢書

ガブリエル・マルセル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864882842
ISBN 10 : 4864882843
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人間に潜む根源的欺瞞を暴き出し、非現実を現実に変えてしまう秩序転倒の現代を告発し、在るべき世界秩序を啓示する―『形而上学日記』の哲学者・劇作家ガブリエル・マルセルの哲学思想を先導する“筋書きの無い演劇”にして、マルセル戯曲作品の頂点を極めた全四幕の悲劇。本邦初訳。

【著者紹介】
ガブリエル・マルセル : 1889‐1973。フランスの哲学者・劇作家。パリに生まれる。6、7歳で劇作を試みた。十代半ばには音楽を、やがて哲学を志してソルボンヌ大学に入学。21歳で教授資格論文「シェリング哲学との関係におけるコールリッジの形而上学的諸理念」により合格した後、保養先の英国で交霊術にも深い関心を懐く。若年時からの知的・人間的素地、経験や関心に基づき、愛の問題を中心とする独創的な哲学的反省を展開しつづけた。カトリックとなるも教養とは無縁で傍観的な立場に留まった

古川正樹 : 1957年11月、鹿児島県に生まれる。鹿児島県立鶴丸高等学校卒業。仏語論文「メーヌ・ド・ビランにおける哲学と宗教」により、パリ=ソルボンヌ大学哲学博士(成績mention tr`es honorable)取得。鹿児島大学・早稲田大学講師等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いとう・しんご

    カソリックに根源を持ち、P.リクールの先生でもあったマルセルの戯曲。赦す者は、赦される者にとっては同時に、あるいは赦すことで裁く者であるという両義性をテーマとしつつ、赦す者の悲劇的な末路を予感させる作品。「もし、われわれが夜を認識していれば、それは夜ではないだろう/それは夜ではあっても、もう夜ではないわ・・・」P165と言う言葉が示す希望が、なお救いとして残ることが、信仰の在り方、あり処を教えてくれているのかもしれません。

  • nightowl

    前半はパトロンと芸術家及びその家族について、後半は不貞への寛容。…兎に角読み難い!一から十まで理屈の哲学書(それも昔の直訳体な翻訳書)をそのまま台詞に置き換えたよう。戯曲といえば舞台台本なのに、とても上演が想像出来ない。"強いてはいなわ。(P39)""侮辱することではないしょうか?(P63)"引き渡さていて(P89)"など誤植も目立つ。サルトルやカミュが如何に端的な言葉で主義主張を上手く戯曲に織り込んでいたのか分かるし、訳者の苦労も窺えるものの自費出版と思わなければ厳しいレベルの刊行物。

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