ガブリエル・ウォーカー

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スノ-ボ-ル・ア-ス 生命大進化をもたらした全地球凍結

ガブリエル・ウォーカー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150503758
ISBN 10 : 4150503753
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

およそ6億年前、地球はぶ厚い氷に覆われていた。その氷が解けたとき、爆発的な進化のドラマがはじまったのだ―。想像を絶するこの気候変動とはいかなるものだったのか?多細胞生物の一斉出現との関係とは?地球史上最大の謎を解く鍵として、いまなお論争をよぶ「全地球凍結仮説」。その証拠を求め、極寒の北極から灼熱の砂漠へと駆け巡る研究者たちのあくなき探究をビビッドに描きだす。毎日出版文化賞に輝いた傑作。

目次 : 第1章 最初の生命らしきもの―生命四〇億年の歴史と氷の地球/ 第2章 北極―異端児ポール・ホフマンの出発/ 第3章 始まり―先駆者たちの業績/ 第4章 滋場は語る―仮説が誕生したとき/ 第5章 ユーリカ!―才能ある研究者たちの共同作業/ 第6章 伝道―論戦は始まった/ 第7章 地球の裏側―オーストラリアで見えてきたもの/ 第8章 凍結論争―過熱する議論を超えて/ 第9章 天地創造―カンブリア紀の大爆発へ/ 第10章 やがてまた

【著者紹介】
ガブリエル・ウォーカー : 女性サイエンスライター。おもな専門はエネルギーと気候変動。ケンブリッジ大学で化学の博士号を取得。「ネイチャー」「ニュー・サイエンティスト」各誌の編集者、プリンストン大学の客員教授を務めるほか、BBCラジオやテレビなど、多くの科学番組に出演。新聞・雑誌にも多くの記事を寄稿している。アマゾンの熱帯雨林で木に登ったり、活火山から溶岩を引き上げたりする行動派。『スノーボール・アース―生命大進化をもたらした全地球凍結』は日本での刊行後の2005年に、第58回毎日出版文化賞・自然科学部門を受賞した

川上紳一 : 岐阜大学教育学部教授。放送大学客員教授、人間総合科学大学客員教授も務める。名古屋大学理学部卒、同大学院理学研究科地球科学専攻博士後期単位取得退学。理学博士。宇宙、地球、生命を題材にした理科教育学に力を注いでいる

渡会圭子 : 翻訳家。上智大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヨクト

    カンブリア紀の生物多様性大爆発の時期に重なる約6億年前、地球は全周を氷河に覆われていたのではないか。その説に多くの地質学者が挑み、多くのドラマを生み出した。真面目な科学的証明も面白いが、研究者達の人間関係、研究過程、ぶつかり合いもまた面白い。今までの概念や通説を覆すには、多くの嘲笑に耐え、確かな証拠を幾つも提示して少しずつその通説の氷を溶かしていくしかないのだ。そう本書はその闘い軌跡の本当にあった物語です。

  • もえたく

    10月なのに暑い日が続くなか、手に取ったのは涼しくなりそうな「全地球凍結」。5億年前に起きた生物の爆発的進化は地球が凍結したことに起因する。そんな地球科学の世界で論争を巻き起こしている仮説を唱えた地質学者達のサイエンス・ノンフィクション。地球史を解明する為に、北極、ナミビア、オーストラリアの貴重な石を見つける為にを駆け回る学者の情熱は凄かった。

  • しぃ

    ドラマチック!大昔、地球は氷に覆われていたというスノーボール・アース仮説を生み出した科学者のお話。仮説そのものを解説というよりはどう生み出したかという人間に焦点を当て、科学者たちのバトル、フィールドワークでの出来事なんかも臨場感ある文章で描かれています。専門家に向けてではなく一般的な知識の読者でも取っつきやすい。きっと近い将来、理科の教科書にも載るんだろうなあ。歴史は上書きされていくもの、まさにスケールの大きな話でした。著者は勿論ポール寄りなので、解説も必読かな。今後の展開も気になります。

  • 地球が傾いていた説は聞いたことがあったが、全凍結説は初耳だった。解説者が言っているように地質学ってこんな学問なんだ、地質学者の作業内容や彼らの信念が伝わってくる。語り手は彼らについていって体験しているので土地の説明が臨場感があり想像しやすく、本書の主人公ともいえるポール・ホフマンの癖の強い性格もよく伝わってきた。彼らの仮説についてもきちんと解説してくれているがその前の段階の積み重ねや、凍結説に対する反論や別の仮説、後半になると凍結説から導き出される生命繁栄の解明と地質学に留まらない内容で読み応えがあった。

  • 文章で飯を食う

    主人公、ポール・ホフマンのボストンマラソンへの挑戦から本編は始まる。この辺の描写がなぜ必要なのか疑問だったが、話が進むうちにわかってきた。ポールの性格が地質学者の仕事の仕方や、学説を打ち立てて行く上で重要になってくる。翻訳調の文章やストーリー展開に慣れれば、後は一気呵成に読める面白さ。しかし、2000年代になってから、こんな、びっくりした話が出てくるとは。地球科学は若い学問だな。

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