学習する自由

「静かな革命家」ロジャーズの『創造への教育Ｆｒｅｅｄｏｍ　ｔｏ　Ｌｅａｒｎ』および『新・創造への教育Ｆｒｅｅｄｏｍ　ｔｏ　Ｌｅａｒｎ　ｆｏｒ　ｔｈｅ　８０’ｓ』のエッセンスを継承しつつ、アメリカにおけるその後の教育状況の変化を踏まえて、新たにヒューストン大学教育学教授ジェローム・フライバーグによって大幅に増補・改訂され、今日の教育状況の改善に資するようアップデートされて、Ｆｒｅｅｄｏｍ　ｔｏ　Ｌｅａｒｎ：Ｔｈｉｒｄ　Ｅｄｉｔｉｏｎとして１９９４年に出版された待望の書の全訳。

目次 : 第１部　諸々の困難と機会/ 第２部　教室の中の責任ある自由/ 第３部　教師に向けて/ 第４部　哲学的および価値観にもとづく断章/ 第５部　学校教育の一時停止/ 第６部　旅は始まった/ 付録　変化のための資源：学習コミュニティ

【著者紹介】
カール・ロジャーズ : １９０２‐１９８７、アメリカの歴史で最も影響力をもった心理学者である。教育、カウンセリング、心理療法、紛争解決、平和の分野においての影響は、同じように傑出したものである。ヒューマニスティック心理学の創設者として、共感的なあり方、厳密な研究、１６册の著書と２００以上の専門的な論文の著作を通して、世界のインパクトを与えた

Ｈ・ジェローム・フライバーグ : ヒューストン大学教育学部の教育学の教授であるとともに、都心部過密地区における国内教育センター（Ｎａｔｉｏｎａｌ　Ｃｅｎｔｅｒ　ｏｎ　Ｅｄｕｃａｔｉｏｎ　ｉｎ　ｔｈｅ　Ｉｎｎｅｒ　Ｃｉｔｉｅｓ）の上級研究員である。また、ヒューストンの都心部過密地区の国内教育センターの所長である。ここ２０年のほとんどを、都心部過密地区の子ども、教師、管理者のクオリティ・オブ・ライフ（生活の質）を改善することに捧げた。国の内外の研究誌、章、および著書を含めて、１００にものぼる学術的な著作を出版した。５０カ国以上の予約購読者をもつ国際的な研究誌『学級内相互作用ジャーナル』（Ｊｏｕｒｎａｌ　ｏｆ　Ｃｌａｓｓｒｏｏｍ　Ｉｎｔｅｒａｃｔｉｏｎ）の編集者である。１９８９‐９９年度ヒューストン大学授業優秀賞と教育学部授業優秀賞を受けた（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）