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情報経済の鉄則ネットワーク型経済を生き抜く戦略ガイド 日経bpクラシックス

カール・シャピロ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784822255572
ISBN 10 : 4822255573
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

Googlを世界一にした経済学者で同社チーフエコノミスト、ハル・ヴァリアンらが1999年に刊行した不朽の名著。

目次 : 第1章 情報経済/ 第2章 情報に値段をつける/ 第3章 バージョン化―情報財に複数のバージョンをつくる/ 第4章 知的財産権の管理/ 第5章 ロックイン―囲い込みを理解する/ 第6章 ロックインを操作する/ 第7章 ネットワークと正のフィードバック/ 第8章 協力と互換性/ 第9章 標準化戦争に突入する/ 第10章 情報政策

【著者紹介】
カール・シャピロ : 1955〜。カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクール教授兼バークレー校経済学部教授。専門はビジネス戦略。1995‐96年と2011‐12年に米司法省反トラスト局の司法副次官補を務めた。1981年MITでph.D取得。プリンストン大学を経て1990年から現職

ハル・ヴァリアン : 1947〜。グーグルのチーフエコノミスト。カリフォルニア大学バークレー校経済学部教授兼同ハース・ビジネススクール教授を経て、2002年からグーグルのコンサルタントとして広告オークションの構築などに貢献。2007年から現職。専門はミクロ経済学と情報経済学

大野一 : 翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • T.Matsumoto

    もう古典なのか、と驚きを禁じ得ない。たしかにネットスケープなんて無いし、フェイスブックもグーグルもこの本には出てこない。私も歳とったんだなあ。電話、電気の導入期からマイクロソフトとアップルまで、過去の研究実績から、ネットワーク型の情報経済の鉄則を次々と導き出されていくが、その後の展開をリアルタイムで体験してきた身として、大変興味深い論述でした。あの時代にここまで見通していたとは、という感じ。これからの20年先も、同じように見通せるといいなぁ。

  • roughfractus02

    経済原理からIT経済と従来経済を区別する本書は、技術やビジネスの変化を予測する他のIT経済書と異なり、読者が手に持つスマホに起きている現況を理解させる。著者たちはまず情報財の特徴を生産面でのコストの多さ(固定費用)に対する再生産面でのコストの少なさ(限界費用)に見る。ここから生産物の費用でなく顧客の判断に応じて価値を生む価格設定の特殊性を前提に、企業はロックイン効果(買替えても同企業と関係維持)に注力し、加入者の増加に応じて効果を生むネットワーク外部性を重視する戦略を駆使する点が強調される(1999刊)。

  • iwtn_

    タイトルの通りだが、意外と具体的な行動を示している実践的な内容だった。流石に20年前以上の本なので話題が古い部分は多いが、事例として大陸横断鉄道あたりまで出てくるので、経済におけるフィードバック効果の性質とその取扱という、現代でも十分通用する内容ことは間違いない。とはいえ、現在ではSaaSといったサービスの提供方式や世間を騒がせる仮想通貨界隈の技術もある。その辺にこの本の内容を適用させて考えてみるのも良さそう。情報経済においてイノベーションを実現するのに必要な知識が詰まっていると思う。良い本だった。

  • しゅー

    ★★★★ ビフォアデジタルの1999年に初版だがまったく古びない。入山氏言うところの「経済学ディシプリンの経営理論」だからだろう。解説の琴坂氏いわく「情報財の価格設定」、「知財管理」、「スイッチングコスト」、「正のフィードバック」、「規格化と標準化」の5つは現代にも通用する議論だ。『アフターデジタル』で描かれる日中の経営者の差異は、この定石を理解しているか否かなのだと思った。本筋から離れるが、オールドエコノミーが「負のフィードバック」に転じるメカニズムと、それがなぜニューエコノミーで起きないかを知りたい。

  • Orange

    これを読むと、グーグルやアマゾンが一貫した戦略でユーザーをどう囲い込んできたかがわかるんじゃないだろうか。個人的には99年に書かれたものなので、当時ゲームやら自作PCやらを楽しんでた世代としては、懐かしかったり時の流れの速さに唖然としたり。でもたしかにPCからスマホになっても、書かれている原理原則は変わっていない。また、この時代はまだアップルが復活を遂げておらず、その記述に若い人たちは、は?みたいになるかもしれない。今のアップルを著者がどう評価するのか、あったら読んでみたいな。

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