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ISBN 10 : 4588011693
Content Description
120年前のエジプトで唱えられた男女平等思想。女子教育、ヴェール、家族法に関するその主張は、反イスラームといわれながらも、エジプトのみならずイスラーム地域の諸言語に訳され、信仰と近代性との調和を切に求める人々に広く定着していった。アラブ・フェミニズムの基本文献『女性の解放』と『新しい女性』に詳細な解説2本を付す。当時の衝撃と後世まで与えた影響を理解するのに格好の書。
【著者紹介】
カースィム・アミーン : 1863年、エジプト生まれ。法律家。カイロで近代的な学校教育を受けた後、1881年から政府派遣留学生としてフランスのモンペリエ大学で法律を学ぶ。85年に帰国した後、混合裁判所や地方都市の検事長、カイロ控訴院裁判官を歴任。1894年にはカイロ控訴院裁判長に昇進。1890年代半ば以降、エジプトの社会問題やエジプト人の精神性について、フランス語やアラビア語で執筆する。エジプトにおける女性の地位の低さとその改善の必要性を論じた『女性の解放』(1899年)は特に注目され、一部の称賛を浴びたが、女性の装いや振る舞い、隔離の問題に関する記述等によって多くの批判にもさらされた。その応答として執筆したのが『新しい女性』(1900年)である。1908年、44歳で死去
岡崎弘樹 : 亜細亜大学国際関係学部講師。パリ第3大学アラブ研究科博士課程修了、社会学博士。専門は、アラブ近代政治思想、および現代シリア文化研究。19世紀以来のアラブ人思想家による自己批判の精神史、ならびに1967年以降のシリアにおける思想・文学・映画の展開に関心を寄せる
後藤絵美 : 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。専攻は、イスラーム文化・思想研究、中東地域研究、ジェンダー・フェミニズム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読了日:2025/02/19
frgmntsofmeand
読了日:2025/01/16
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