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ISBN 10 : 4622097281
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天才の母はカフカス出身チェルケス人の女奴隷だった。フィレンツェ国立公文書館に埋もれていたレオナルドの母の奴隷身分からの解放記録。それを出発点に、発見者である歴史学者は壮大な小説を書いた。ルネサンス期、イタリアの都市と東地中海をつなぐ闇と光が交錯する世界を舞台に、持つものすべて、身体、自由、未来を奪われた少女の人生。関連資料を総動員し、各章は実在した人物の視点で語られる。イタリアで大ベストセラー。
【著者紹介】
カルロ・ヴェッチェ : 1959年生まれ。現在、ナポリ東洋大学のイタリア文学教授。ミラノ・カトリック大学でペトラルカの専門家ジュゼッペ・ビラノヴィッチに師事し、1982年博士号を取得。ルネサンス期の文学と視覚文化に焦点を当てたイタリアとヨーロッパの文化的関係について研究。その後レオナルド研究の第一人者カルロ・ペデレッティのもとでレオナルド・ダ・ヴィンチの手稿(ヴァチカン図書館所蔵『絵画論』、大英博物館所蔵「アランデル手稿」1998年)を出版。併行して古文書の文献学的調査も実施した。数々の展覧会や国際会議の企画に参画している
日高健一郎 : 1948年生まれ。筑波大学名誉教授、工学博士。専門は西洋建築史(ルネサンス建築史・ビザンティン建築史)、世界遺産学。東京大学工学部建築学科卒業後、1975‐77年イタリア政府給費留学生としてローマ大学で研究。これまで北アフリカ・中東の初期ビザンティン建築のほか、ルーマニア、セルビア、チュニジア、リビアなど各地で調査を行う。筑波大学に世界遺産学専攻を開設し、専攻長をつとめた。イタリア政府「マルコポーロ賞」を共同受賞。ミラノ工科大学で招聘教授として建築史を担当。『ハギアソフィア大聖堂学術調査報告書』(共編・中央公論美術出版、2004)で建築史学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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