幼女戦記 14|下 Dum spiro,spero

カルロ・ゼン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784047375956
ISBN 10 : 4047375950
フォーマット
出版社
発行年月
2023年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
シリーズ
:
追加情報
:
500p;19

内容詳細

東部戦線は、地獄である。迫りくる敵軍。破滅していく友軍。まともに食えず飲めず眠れず。それでも戦争は終わらない。終わりの先延ばしに過ぎない勝利を求め、ターニャは魔導部隊を率いて戦場を疾駆し、吼える。我ら帝国軍航空魔導師、と。我に抗いうる敵はなし、と。そして、セートゥーアはついに成し遂げる。世界の敵の面目躍如たるかな、と。これは黄昏時に輝く魔導師と、世界の敵たるべく暗躍する老人の物語。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鐵太郎 さん

    ある意味でこれは、「独ソ戦で独軍がこう戦ったとすれば」というシミュレーションであり、破滅は避けられないながら壊滅は防げたのではという思考実験なのでしょう。とはいえこれは、名案を考えて独断専行したもののその実行に苦労する幼女と、そもそも帝国軍という組織の中で十指にも入らない地位であるはずの老人が組織する帝国軍がどう終焉を迎え、その先に何があるのかを期待させる物語。新しい仮想戦記とはこういうものになるのかな。 Dum spiro, spero.──生きているかぎり、希望はある── たしかにそうだね。

  • らいおねる さん

    ここで大きな分岐点。一人によって大きく歴史を変えてここからどうなるのか、でも見えてきてるのは戦争の終結。歴史が証明してるようにどう考えても諸々の人も含めた物資量が世界を相手に1国で戦うのは無茶すぎますよね。着地点が俄然気になってきました。次は早い新刊が出ることを望みます。

  • Urmnaf さん

    ターニャの独断専行により、帝国軍は少しだけ生き延びる。それにしても、瞬時にターニャの独断専行の意図を理解し追認し、さらなる作戦を魔導大隊に命じるゼートゥーアの何と明晰なことよ。意図が理解されなければ断罪されていたところが、ここまで明晰だと報酬として過酷な追加任務がついてくる。上司もまた程々が良いという教訓。乾いた雑巾を絞るようにして踊った魔導師部隊は、帝国が戦争を終わらせるための道具としてまだまだ踊らされることに。ターニャたちのブラック労働は続く。優秀な人材に仕事は集まるものだけどね。

  • ささきち さん

    連邦による黎明作戦は歴史的には完璧に決まって帝国はここで滅びる…はずだったが、似たような未来を知っていたターニャによって今滅びる未来が書き換えられる。過去戦争を終わらせられる時に止まってしまったが帝国が滅びるかどうかの瀬戸際になったらターニャも無理無茶無謀を押し通す。それを後から知ったゼートゥーアの反応や最後に1人の人間として感謝する姿がなんとも人らしくて良かったよ。だけどこの2人がいたとしてもここからの勝利条件が厳しそうでこれ以上の無茶を希望されながら戦後を夢見てまだ戦うターニャの未来が気になりますね。

  • RASCAL さん

    これが最終巻と思って読んだので、、ピュロスの戦いというから魔導士は捨て石になったのかと思いきや、まだ続くみたいですね。そもそも戦争は外交の一手段なのに、戦争に勝つことが目的化して泥沼にはまり込んだ帝国が、その破滅をギリギリのところで回避する。無条件降伏以外の条件で戦争を終わらるには一発殴り返し、相手が痛がっているときに、相手のメンツをつぶさない条件を出すのがいいのかな。幼女戦記というタイトルとは裏腹に、深い戦争小説だと思います。ゼートーゥアがターニャをいかに使って戦争を終わらせるか、次巻に期待です。

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カルロ・ゼン

2011年より小説投稿サイト「Arcadia」で発表していた『幼女戦記』が好評を博し、2013年にエンターブレインより書籍版を刊行。同作はコミック化やTVアニメ化も果たす大ヒットシリーズとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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