Karg-Elert (1877-1933)

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  • 私が勝手に考える19世紀末迄の生年で括る、品質と作曲...

    Posted Date:2025/11/17

    私が勝手に考える19世紀末迄の生年で括る、品質と作曲規模双方共に圧倒的な近代オルガン作曲家四天王(Charles Tournemire、Max Reger、Sigfrid Karg-Elert、Marcel Dupre/五人目以降はJoseph Jongen、Joseph-Ermend Bonnal、Frank Martin、Herbert Howells等傑出した作品を書いた人々が居るのですが作品分量がやや少ないです)の一角です。遂にCPOが既発をまとめてくれました。極めて個性的な作品群の大集成です。四天王の中で最も後継者が居ない類の音楽です(例えばBonnalはTournemireに一瞬音響が似通るケースがあります、勿論全然違う音楽ですが)、晩期ロマン派を幹に全音音階・五音音階・変幻する転調・ポリトーナリティを加え非機能和声的連結や音響の色彩性を重視して進捗します。自然主義・象徴主義的な標題性を掲げているものが多く、パイプオルガンはややもすると強い音色になるはずなのになんだか水彩のような淡いグラデーションを表出します。ハーモニウム作品でもそうです。ハーモニーが次から次へと変化する(慣れるとこのKarg-Elert節が癖になります)のですが、なぜか散漫な印象にはならず、一貫したドラマトゥルギーを感じます。演奏は全般的に良い意味で実に手堅く、Karg-Elertの音楽の魅力がストレートに伝わるものです。そして私が個人的にこのセットで強く推したいのがPiano Sonata No.3 Patetica op.105です。この作品が他の作曲家の誰からも聴くことが出来ない独自世界なんです。そのオリジナリティはことによるとオルガン作品以上かもしれません。極端に言えばjazzyにすら傾斜するのですが、晩期ロマン派の幹は微動だにせず高い格調をずっと維持します(語弊がある書き方ですが私はjazzは大好きです)、むしろこの曲の表題通り悲壮感がずっと漂い、それでいて同時に後期ロマン派的爛熟の暑苦しさはやや印象派的に希釈緩和され透明感が増し、摩訶不思議な余韻を喚起します。作曲者は全身全霊で書いたんだろうなあという珠玉の逸品です。

    cevon .

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