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魔術師の匣 下 文春文庫

カミラ・レックバリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167919276
ISBN 10 : 4167919273
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

被害者の身体に刻まれた数字。犯人からの挑戦状。連続殺人犯の目的は何か。ともに生きづらさを抱えた女性刑事と男性メンタリストのコンビが“奇術連続殺人”を追う。40年前、牧場に住む母子に何が起きたのか?加速するサスペンス、意外な犯人、そして痛ましい真相。本国で20万部突破、ミステリーの女王の新シリーズ誕生。

【著者紹介】
カミラ・レックバリ : 1974年、スウェーデン生まれ。2003年、デビュー作『氷姫』がベストセラーとなる。同作にはじまる「エリカ&パトリック事件簿」他、著書は合計で3000万部を売り上げ、60か国で刊行されている

ヘンリック・フェキセウス : 1971年生まれ。メンタリスト。TVほかスウェーデンのメディアにしばしば登場、著書も多数

富山クラーソン陽子 : 北海道札幌市生まれ。南山大学外国語学部英米学科卒、スウェーデンウメオ大学ドイツ語学学士課程修了。スウェーデン語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のぶ

    下巻に入り上巻の冒頭で起きた猟奇的な殺人が、連続殺人の様相を呈してきた。被害者の身体に刻まれた数字や犯人からの挑戦状。連続殺人犯の目的は何か?そして頻繁に挿入される〈クヴィービッレ 1982〉と題する断章が本筋とどう結びついていくのかというのが読みどころの一つになっている。メンタリストのヴィンセントが主役ではあるが、物語としては女性刑事のミーナにスポットをあてたシーンが多かった気がする。全体を通してストーリー進行が遅くて、サスペンスとしては今一つ。シリーズ二作目も出るようだが、今後に期待できるのか?

  • 道楽モン

    心理的盲点を利用したエンタメ・ショーがメンタリストの舞台。芸人ですね。これを悪用したのがオカルトや霊能者やインチキ宗教、マルチ商法。作者のひとりは現役のメンタリストなので、主人公の造形やショーの実態にはリアリティがあるし、作中にもふんだんに盛り込まれている。さて、そんな彼が連続殺人の捜査に協力を要請される。片や警察側のヒロインが極度の潔癖症。その二人の関係も捜査につれ信頼関係を超えた感情に。三部作にふさわしい魅力的な初作。今後の展開が楽しみ。人間関係も犯人も犯行描写もドロドロだけど唯一、犬に救われる。

  • 登場人物を覚えたので、下巻はさくさくと♪メンタリストなのに、気付かないなんて…。シリーズは3部作とのこと、少女の事情は3作目かな?ボッセが愛おしい^ ^

  • シキモリ

    下巻も北欧ミステリーあるあるオン・パレードなので、そういった面では楽しめるが、本筋に全く影響しないサブエピソードが相変わらず多く、物語のドラマ性や捜査の緊張感を希薄化している印象。そういった要素が作品の多層化に貢献する場合もあるが、今作には然程効果的に思えぬまま読了。心理描写に重点を置き、客観的な描写を極力削ぎ落とす作風かもしれないが、ヴィンセントの衝撃的な過去を<事故>の一言で片付けてしまうのは流石に驚いた。続編で深掘りしそうな気配もなく、これ程モヤモヤする主人公の活躍を追う気には当面なれそうもない…。

  • 本木英朗

    被害者の身体に刻まれた数字。犯人からの挑戦状。連続殺人犯の目的は何か。ともに生きづらさを抱えた女性刑事と男性メンタリストのコンビが、奇術連続殺人を追う。40年前、牧場に住む母子に何が起きたのか――?という下巻である。最後の最後まで、真犯人も真相もまったく分からなかったよ、俺はね。とにかく読もう、それしかないってば! さすがは作者たちである。超よかったです、ハイ!!

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