カトリーン・k・マルサル

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これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話 イノベーションとジェンダー

カトリーン・k・マルサル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309231372
ISBN 10 : 4309231373
フォーマット
出版社
発行年月
2023年08月
日本
追加情報
:
304p;19

内容詳細

なぜ車輪の発明からスーツケースにキャスターがつくまで5000年も要したのか―これは名だたる経済学者・思想家も思案してきた謎だ。「男性はかばんを自力で持つべき」「女性の長距離移動は制限されるべき」こうした社会のジェンダー感に変化が起きた時、スーツケースは転がり始めた。男らしさ・女らしさに関する支配的な通説がどうして、今からすれば「単純な」発明を妨害できるほど強固だったのだろう。いったいどうして、お金を稼ごうとする市場の欲望より頑固だったのだろう。そしてこんな乱暴な考えが、業界を世界規模で変えるであろう製品の可能性を見失わせるのはなぜなのか?このような疑問が、本書の核である。私たちは、ジェンダーの観点からイノベーションについて考えることに慣れていないのだ。

目次 : 発明(車輪がスーツケースに付くまでに5000年を要した話/ あごの骨を折るほど危険なガソリン車と安全で「女性向け」な電気自動車の話)/ 技術(ブラとガードルのお針子が人類を月に送った話/ 馬力と女力を一緒にするな、という話)/ 女性らしさ(融資されない偉大な発明とリスク満載の捕鯨の話/ インフルエンサーがハッカーよりも稼いだ話)/ 体(ブラック・スワンには体があった話/ セリーナ・ウィリアムズがチェスのガルリ・カスパロフに勝つ話)/ 未来(エンゲルスがメアリーの言い分を聞かなかった話/ 地球を火あぶりにしたくはない、という話)

【著者紹介】
カトリーン・キラス=マルサル : スウェーデン出身、英国を拠点に活動するジャーナリスト。スウェーデンの大手新聞Dagens Nyheter紙記者。政治、経済、フェミニズムなどの記事を寄稿するほか、ミシェル・オバマへの単独インタビューを担当。またスウェーデンのニュースチャンネルEFNでナシーム・ニコラス・タレブやスティーブ・アイズマンといった経済界の重鎮へのインタビューを手がける。2015年、BBCの選ぶ「今年の女性100人」に選出。経済と女性、イノベーションについてTEDxなどで講演をおこなっている

山本真麻 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • zoe さん

    スーツケースに車輪がついたのは、何故最近なのか?旅行の時には、荷物は従者や奴隷に持たせていたから。はっとしますね。自分が汗水垂らして苦労しないと、思いつきもしないです。

  • 奏市 さん

    今までにない視点で経済を捉えていてなかなか面白く読めた。男性らしさ、女性らしさのジェンダー観の為に起こるべきイノベーションがいかに阻害されたきたかといった話。1章のスーツケースの話などはわかりやすい。ヨーロッパの魔女狩りは嵐・厳寒など異常気象に関係するとの説があるとの事。対象になったのは大抵貧しい女性か寡婦。災害時に弱者が目の敵になるとは納得しやすいストーリーではある。「女性と自然は結びついているという観念」「アメリカでは1979年までハリケーンや熱帯低気圧には必ず女性の名前が付けられていた」なるほどな。

  • 田中寛一 さん

    キャリーケース、電気自動車など、今では当たり前のものです。この本を読むと、こんな世の中はもっと数十年も前に一般的になっていたかもしれないと思えた。遅らせた原因にジェンダーの問題があったとは。女性でも持ち運ばやすいようにと考えられた、キャリーケースは、力持ちの男性からは非難される。電気自動車も同様。ボタン一つで動かすなんて、男はやっぱり力でクランクを回さないと、と。男女の格差意識がなかったら、世の中もっと早く進んでいたのに。

  • 菫子 さん

    良い本。スーツケースにキャスターが付くまでに5000年もかかったとか!キャスター付きのバッグがなければ女は家出もできませんものね…。

  • 駒場 さん

    世の中の大半が「健常者男性」を基準に作られていることは有名。でも”女性向け”とされるものの多くは、ユニバーサルなデザインだ。キャスター付きスーツケースは優れていたのに当初は「女性向け」扱いされた、電気自動車は1900年代初頭には登場していたのにガソリン車と違って「男らしくない」とみなされた。家父長制とか、絶対と思われた人々の意識が変わるとき、ハード面でのイノベーションも生まれる。「イノベーションとは人間が作る機械だけが起こすのではない。その機械に付随する理論もまた、イノベーションなのである」

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