夜行秘密

カツセマサヒコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575244212
ISBN 10 : 457524421X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
追加情報
:
248p;20

内容詳細

――それは、彼女と僕だけの秘密です。

『明け方の若者たち』著者渾身の第二作は、世界に隠された恋と後悔の物語。


『明け方の若者たち』で鮮烈なデビューを飾ったカツセマサヒコ、
待望の第二作は川谷絵音率いるバンド「indigo la End」と作りあげた、激情の恋愛譚。

最新アルバム『夜行秘密』の収録楽曲14曲をベースに、著者独自の解釈のもと、唯一の物語を紡ぐ。

迷い、悩み、嫉妬し、決断をしては、傷つき合う。
恋の輝きと世界に隠された理不尽を描いた、鮮烈なラブストーリー。


▼著者コメント
indigo la Endのアルバム『夜行秘密』の全14曲を、一冊の小説に書き下ろしました。前作『明け方の若者たち』から一年。自分ひとりでは決してたどり着けなかった物語の世界に、indigo la Endが連れていってくれました。この物語が、誰かの特別になることを願っています。


▼Indigo la End 川谷絵音コメント
indigo la Endの音楽は小説的だと今まで何度も言われたことがありましたが、ようやく夜行秘密という作品で実現しました。
カツセさんが書く夜行秘密はどんなものになるのか、僕も楽しみです。


***
小説『夜行秘密』 

目次
1.夜行
2.左恋
3.夜風とハヤブサ
4.フラれてみたんだよ
5.夜漁り
6.固まって喜んで
7.晩生
8.さざなみ様
9.華にブルー
10.チューリップ
11.夜光虫
12.不思議なまんま
13.たまゆら
14.夜の恋は

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    川谷絵音率いるバンド「indigo la End」とのコラボと言うことで、書店で大々的にプロモーションされていたので、読みました。 カツセマサヒコ、初読です。これが今時の若者の恋愛譚でしょうか? あまり新しさを感じない気もしますが・・・ https://www.futabasha.co.jp/introduction/2021/yakouhimitsu/index.html

  • ウッディ さん

    "indigo la End"のアルバム「夜行秘密」の楽曲をモチーフにした14の章からなる恋愛小説。バンドのギタリスト音色と劇団員の元恋人の凜、天才クリエーターの宮部、そして居場所がなく駅のホームで凜と出会った英治。彼らの愛する人への想い、憎悪を描いた群像劇。色んな出来事が起こり、登場人物の心象風景が描かれているゆえ、長編小説としてのまとまりがなく、特に宮部と凜の出会いや凜の気持ちが理解できなかった。愛する人を忘れないため、憎しみを抱き続けるという憎悪の連鎖が、純粋な愛として描かれることに違和感があった。

  • おしゃべりメガネ さん

    SNSで話題になっていた作品。『けんご大賞』受賞作品。だからというワケではありませんが、オッサンにはちょっとキツかったかな。自分も20代ならきっとハマれたかもしれないけど、ここまで思う存分に'若さ'を全面に出されてしまっては、さすがに受け止めきれず。とにかく溢れんばかりに人間のあらゆる欲や妬みがフルスロットルで綴られます。人は変われるし、変われなくもあります。年月が忘れさせてくれもするし、決して癒されないキズも残ります。ボリュームの割にはなかなかへヴィな作品で、結構体力勝負になった作品で油断しました。

  • 美紀ちゃん さん

    高評価をつけたい。indigoの曲と歌詞とピッタリ!驚いた。章を読み終わるたびに、その章と同じタイトルの曲を聴き、歌詞をみた。切なさが倍増した。苦しさがメロディに溶けた。宮部あきらと早苗さん。音色と凛ちゃん。ナツメとメイ。メイはパンセクシャル。岡本音色と松田英治が凛ちゃんを忘れないために会話する。今夜はよく眠れそう。良かった。松田英治の気持ちの強さがすごい。殺した理由!それがタイトルなの? 「夜行秘密」かっこよかった。絶賛したい。上手くまとまってアルバム曲にバッチリとハマっているのが本当にすごい。

  • ❁かな❁ さん

    すごく心が持っていかれた。想像していた以上に重い内容だけど連作短編集で読みやすく物語に引き込まれる。川谷絵音さん率いるバンド「indigo la End」のアルバム『夜行秘密』の収録楽曲14曲をベースに著者独自の解釈のもと描かれた作品。痛々しく苦して切ないけど読むのが止められなくなった。誰でも後悔することがあるだろう。あの時、手放さなければ…。あの時、出逢っていなければ…。いくつもの後悔を胸の奥に抱えながら、それでも前に進んでいくしかない。とても胸が締め付けられる愛と後悔の物語。デビュー作も必ず読みたい。

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カツセマサヒコ

Webライターとして活動しながら2020年『明け方の若者たち』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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