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夜行秘密 双葉文庫

カツセマサヒコ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575527759
ISBN 10 : 4575527750
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan

Content Description

それは、彼女と僕だけの秘密です――

世界に隠された恋と後悔の物語。
迷い、悩み、嫉妬し、決断をしては、傷つき合う。恋の輝きと世界に隠された理不尽を鮮烈に描いたくラブストーリー。
川谷絵音率いるバンド「indigo la End」のアルバム『夜行秘密』をベースに、著者が独自の解釈で紡ぐ。

『明け方の若者たち』で鮮烈な小説家デビューを飾った著者、第2弾小説が待望の文庫化!

町田そのこさんよりコメント
「これは出会いを『運命』にしたくて、でも『後悔』にしかできなかった人たちの物語だ。読み終わったいまでも、彼らのいた分岐路で立ち尽くしているわたしがいる」

川谷絵音さんよりコメント
「繋がっていく度に切なさを増す物語。何回鳥肌が立ったことか。気づいたら夜通し読んでいました。カツセさんに見えていた『夜行秘密』の危うくも美しい景色を一刻も早くたくさんの人に見て欲しい。これは傑作です」

小説紹介クリエイター・けんごさんよりコメント
「価値感、恋愛、SNS……現代を生きる人に寄り添う、今こそ読むべき作品です」


脚本家を夢見て劇団に所属する岩崎凜と、居場所を失った高校生・松田英治。映像作家のトップランナーである宮部あきらと、その熱狂的なファンの富永早苗。そしてSNSから突如ブレイクしたバンド・ブルーガールと、彼らが引き金となる「ある事件」。別々の道を歩んでいたはずの人生が交差するとき、数奇な運命が動き出す――。


川谷絵音との文庫版特別対談を収録
《解説・柴那典》



【著者紹介】
カツセマサヒコ : 1986年東京都生まれ。一般企業勤務を経て、2014年よりライターとして活動を開始。20年、『明け方の若者たち』で小説家デビュー、同作は映画化される。TOKYO FM「NIGHT DIVER」のパーソナリティも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まぁみ

    広い世界の、世間は狭い物語。カツセマサヒコさん目当てなので、楽曲には興味がありません。ベースのアルバムにも関心はない。対談はいらないと思ったほど(笑)。作品は、人の本質を的確に捉え、強さや弱さ、優しさや絶望に殺意まで…登場人物みながリアルで読ませます。出会いがもたらす切なすぎる運命に、読後は分岐点で何か救いはなかったのか…考え込んだ。呆然としたまま作品の世界観から抜け出せなかった。面白かった!

  • sheemer

    聞き読みのハズミで「読んでしまった」本。作者はマルチタレントな人で、今回はあるバンドのフルアルバムの歌詞にインスパイアされた連作というか長編ストーリになっている。ある連鎖で恋と、悲劇と殺人が結びついて行く。が、それだけだった。元のバンドのフルアルバムもストーリの順番に聞いてみた。おしゃれでテクニカルな音と歌詞が流れて行く。都会ではこういう感じのものを消費しているんだろうな、という音楽。それに沿って作り出されたストーリーも、単に消費されるだけのものなのだな、と感じた。さてちゃんとした本に戻ろう。

  • 潜水艦トロイメライ

    なんの情報もなしに購入し、あとから曲をベースに作られた長編と知る。恋愛模様の移ろいも魅力ながら、かなり重く苦い末路に、読んでいる最中何度も本を閉じた。どうして同じ匂いのする人間同士で出会って結ばれて、綻びが出来てしまうのか。悲哀でもあり、同時に創作者の心理にも深く切り込んでいる。若手バンドマンと天才映像クリエイターの苦悩と葛藤、受け入れてほしいと願う気持ち。またそれを支える人の存在。あっさりした文章からどろどろと流れ出る熱さや人の性みたいなものに触れた気がする。このあと曲も聴いてきます。

  • 羽花

    indigoが好きなので読んでみた。なかなか重いお話だけれど綺麗にまとまっていてすごい。カツセマサヒコさんの新刊のブルーマリッジ気になっている。

  • かず

    この作品の元となったアーティストはもともとあまり聞いてない人だったから、単純に小説として楽しんだけど、自分の聞いたことのある好きなアーティストのアルバムを小説化してもらえたらまた違う楽しみ方ができるのだろうなと思う。 恋愛モノの物語は自分も感じたことのある気持ちが多く登場するので共感しやすいけど、その分しんどく感じることが多い。この作品も読んでいて少ししんどく感じる場所もあったけど、それもそれでよかったかな。 主要人物が全員あまり幸せな終わりを迎えていないのが残念だけどそこも良かった。

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