Books

まだ誰も見ていない「未来」について話そう Sb新書

オードリー・タン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784815612221
ISBN 10 : 4815612226
Format
Books
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

未来に向けて私たちができること

●天才デジタル相が現時点で語る、これからの未来のことと、そのために私たちができること

・デジタル化、ネットワーク化が進む一方、SDGsのような地球規模の課題がある現在、オードリーさんが考える未来と、それに向けて私たちができることをまとめました。
・まったく新しい世の中が訪れようとする今、オードリーさんの言葉は「誰一人取り残さない」世の中のためのメッセージがつまった1冊になっています。
・これからの世界を知りたい方、今後の社会で何をすべきかを考えたい方は必見です。

目次
【第1章】デジタルで世界はどう変わっていくか
・デジタルの向こうにあるもの
・デジタルは、人と人をつなぐのがコアバリュー
・「リモート」から「共通の場所」の時代へ
・デジタルのある世界では、誰もがメディアの一員
・自分はメディアであり、プラットフォームである
・インターネット上のコメント欄の設計も、大切な政治の一つ
・心得は「ガラスのハート」にならないこと
・AI は「Assistive lnte=igence (補助的知能)」か 「AuthoritarianInteligence(権威的知能)」か
・AIと付き合っていくために
・デジタルは社会をどう変えるか?
・台湾の「デジタル民主主義」
・選択権を市民に委ねてこそ、民主的だと言える
・台湾政府内で推進した「デジタルトランスフォーメーション(DX)」
・3つのFーー「Fast(速さ)」「Fair(公平さ)」「Fun(楽しさ)」
・市民には、政府に個人情報を監視されているかどうか、確認する権利がある
・日本のDX「2025年の崖」をどう乗り越えるか
・デジタルが分断を加速させる?
・主流しかない世界は恐ろしい
・大切なのは、社会の一人ひとりが「素養」を持つこと
・警笛を鳴らす人
・16歳で出合った「ハッカー精神」
・デジタルによって世界中がオープンになり、連携していける

【第2章】これからの「社会」の形を考えるーー「ソーシャルイノベーション」を通じて、皆が参加できる社会へ
・「ソーシャルイノベーション」とは何か
・「ソーシャルイノベーション」で世界になかった概念を生み出す
・誰でもアイデアを出せる〈総統杯ハッカソン〉
・皆の社会参加が不可欠
・自分一人で解決しようとしても永遠に一部分しか解決できない
・台湾を変えた〈ひまわり学生運動〉
・〈g0v〉に参加するシビックハッカーたち
・台湾で「ソーシャルイノベーション」に取り組む若者たち
・イノベーションに必要なのは「これまで見たことがないもの」を受け入れること
・「ソーシャルイノベーション」を支える在り方・コミュニケーション
・協業するためのコミュニケーションスキル
・アイディアを短い言葉で表現する
・意見の合わない人とどう付き合うか
・公衆のなかでは、事実を共有することが大事

・携帯電話があれば誰でも社会に参加できる
・「私が投票しなかったら落選していたかもしれない!」
・社会を変えるのは「投票」だけではない
・誰も取り残さない社会をつくる
・「ソーシャルイノベーション」は地方にこそ必要
・オープンにすればする・ほど、政府と市民が近づく
・言論や報道の自由と、フェイクニュースの問題
・自分自身をオープンにする

【第3章】世界と私たちの未来
・世界が連帯して未来を創る時代
・誰も取り残さない「インクルーシブ」という考え方
・「〈SDGs〉は本当に達成できるか?」への答え
・〈GDP〉も大事、でもその他も大事
・〈SDGs〉を語る時、〈GDP〉はその一つの項目でしかない
・社会や環境の破壊は、経済損失よりも大きな痛手である
・私たちは何かを手放さなければ〈SDGs〉を達成できない?
・〈SDGs〉は世界共通の価値観
・ソーシャルイノベーションで広げる
・SDGsに必要な素養とは?
・インクルーシブな社会に必須の「オープンガバメント」
・多様性を持つ人々が政策制定に参加するために
・公共サービス手続きのデジタル化よりも大切な理由
・「オープンガバメント」で世界と連帯する
・〈限界費用〉がゼロに近づいていく
・100年後の世界のためにできること
・私たちが世界規模の問題に向き合う時、どのように歩みを揃えるべきか

【第4章】これからの未来を創る皆さんへ

【著者紹介】
オードリー・タン : 唐鳳。台湾のデジタル担当政務委員(閣僚)、現役プログラマー。1981年4月18日台湾台北市生まれ。15歳で中学校を中退し、スタートアップ企業を設立。19歳の時にはシリコンバレーでソフトウエア会社を起業。2005年、トランスジェンダーであることを公表(現在は「無性別」)。アップルやBenQなどのコンサルタントに就任したのち、2016年10月より、蔡英文政権でデジタル担当の政務委員(無任所閣僚)として、35歳の史上最年少で行政院(内閣)に入閣

近藤弥生子 : 台湾在住の編集・ノンフィクションライター。1980年福岡生まれ・茨城育ち。東京の出版社で雑誌やウェブ媒体の編集に携わったのち、2011年に台湾へ移住。現地のデジタルマーケティング企業で約6年間、日系企業の台湾進出をサポートする。2019年に草月藤編集有限公司を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ねこ

    台湾の現デジタル大臣のオードリー•タンの著書。自身はオープンソースです。著作は持ちません!と発想からして突き抜けてる。それでいて物腰が柔らかい。素晴らしいなぁ。日本のデジタル大臣が霞んで見えます。AIはターミネーターのような権威的知能ではなく、ドラえもんのような補助的知能が理想だと私たちにも分かりやすくユーモアも交えて語ります。最後にあったQuestion(質問)。これからの世界を生きていくために、持っておきたい価値観はありますか?Answer(答)。社会が用意した脚本通りに振る舞わなくてもいい時代です。

  • イスタ

    タンさんは自分の著作を持たなく誰でも彼女の話を広めることが出来、転載・二次利用もOK。Q ニュースを見ると世の中がどんどん悪い方に進んでいるような。これからの社会のためにできることは?A ニュースが報じているのは「結果」で、それを変えるのは 不可能。「問題が発生する前に防ぐ」能力は、全ての人に備わっている。再び同じような問題が起こらないようにするため、どうしたら良いか考え行動すること。たとえ小さなことしかできなかったとしても、あなたが何かをしたことにより、きっと未来には同じような問題が起こらなくなる。

  • けんとまん1007

    タンさんに関わる本は何冊目だろう?既読のものと重なる部分も多いが、定期的に触れたいと思う。自分自身を見つめ直すために、とても有用だと思う。平易な言葉で、一つ一つ丁寧に語られているが、首尾一貫した姿勢には、いつも感じるものが大きい。技術を技術として使うのではなく、あくまで道具の一つとして使うからこそ、現状がある。そして、誰も取り残されない社会のためには、状況が厳しいところから順に対応していくという思想が、同感で嬉しくなる。ここが、この国の思考と違うところだ。

  • ムッネニーク

    55冊目『まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう』(オードリー・タン 語り、近藤弥生子 執筆、2022年3月、SBクリエイティブ) 35歳という若さで蔡英文政権のデジタル担当大臣に就任した天才プログラマーが、自身の考える「未来」のヴィジョンについて語った教養新書。 古い考えに固執せず台湾のデジタル民主主義を推し進めた氏から学ぶことは多い。 〈私が思うITの強みとは、“新しく何かが発明された時、それをとても簡単に、ほとんどコストを必要とせず、他の場所にいる人に使ってもらうことができる“ということです〉

  • ハッシー

    ★★★★☆ 良書。台湾の先進的な政治的取り組みや、著者のオープンで公平無私な生き方を知れただけでも読んだ価値があった。日本の事情を非常に良く理解した上で日本人に分かりやすく語りかける謙虚な姿勢にも感銘を受けた。著者のような若くて先進的な人物を政府に引き入れるような懐の深さを持つ台湾が羨ましい。パソコンも使えないようなサイバーセキュリティ大臣が任命されるような日本では考えられないことだ。オープンガバメントにより政府の資料は公開され、多くのソーシャル・イノベーションを生んでいる。日本も見倣うべき。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items