オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史 2 ケネディと世界存亡の危機 ハヤカワ・ノンフィクション文庫

オリバー ストーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150504403
ISBN 10 : 4150504407
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
追加情報
:
480p;16

内容詳細

第二次大戦後の冷戦も、通説とは異なりアメリカが主導していた。むしろアメリカは核戦争の瀬戸際にたびたび世界を追いやっていた。そして軍事介入という形で混迷する南米やアジアの諸国を操り、帝国の版図を広げていた―ベトナム戦争で泥沼にはまり、世界にその素顔を曝すまでは。不世出の指導者ケネディはなぜ死なねばならなかったのか。「もしケネディが暗殺されなかったら」を考えさせられる歴史超大作第2弾。

目次 : 第5章 冷戦―始めたのは誰か?(第二次大戦後の荒廃/ ひとり活況を示すアメリカ ほか)/ 第6章 アイゼンハワー―高まる軍事的緊張(米ソ対立は本当に避けられなかったか?/ ますます増える原爆の備蓄数 ほか)/ 第7章 JFK―「人類史上、最も危険な瞬間」(新しい指導者、フルシチョフ/ ソ連のスプートニク・ショック ほか)/ 第8章 LBJ―道を見失った帝国(ケネディ暗殺の余波/ 「偉大な社会」を目指したジョンソン新大統領 ほか)/ 第9章 ニクソンとキッシンジャー―「狂人」と「サイコパス」(「覇権国家アメリカ」というビジョンは共有する二人/ 反戦の大きなうねりに乗って ほか)

【著者紹介】
オリバー ストーン : アメリカの映画監督・脚本家・映画プロデューサー。監督作品『プラトーン』『7月4日に生まれて』でアカデミー賞監督賞を2度受賞

ピーター・カズニック : アメリカン大学歴史学部教授、同大学核問題研究所所長

熊谷玲美 : 翻訳家。1975年生。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修士課程修了

小坂恵理 : 翻訳家。慶應義塾大学文学部英文学科卒業

関根光宏 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 読書ニスタ さん

    核を独占した大国、アメリカは、核利用をチラつかせる恫喝外交を積極的にすすめる。軍事力と兵隊を提供する国家と、利益を追求する企業。戦前から儲かるなら、ドイツヒトラーにも資金を提供する。企業の敵は共産主義、国民の利益が目的ではない企業は、国家を煽動して反共を進める。ソ連は軍事大国化した米国に脅威を感じ、大戦の傷も癒えずとも、核開発をすすめ、キャッチアップする。喉元に突きつけたソ連の核はキューバ危機に発展、人類の危機にチキンレースを降りたのはケネディではなく、フルシチョフと一人の将校だった。

  • やいっち さん

    歴代のアメリカ大統領は、軍の暴発ぶりやCIAらの愚かさに踊らされていた。つくづく、アメリカって国は軍(産軍複合体)と富裕層と石油などの資源産業界の勝手放題な国だと痛感させられる。  ベトナム戦争でのアメリカ軍(兵)による有名なソンミ村虐殺事件。「このとき大勢の女性がレイプされた。虐殺行為が長時間におよんだため兵士たちは殺戮やレイプを一時中断し、昼食をとって一服するために休憩した」。ソンミで繰り広げられた蛮行は、アメリカ軍にとっては典型的な掃討作戦だった。

  • たまきら さん

    アメリカで高校生だった頃、1週間ずっとJFKのキューバ危機についてのドキュメンタリーを見せられ閉口したことがありました。とはいえアメリカの、そして世界存続の危機の一つだったわけですが、2015年に読み返すと感慨深いものがあります。カストロさん、ナイスライフ。この巻すごく力が入ってます。

  • Yoshiyuki Kobuna さん

    【メモ】ワシーリー・アルヒポフ、防共とアジア権益、広島原発とアジア各地に核使用、月面での核実験の可能性。それからケネディ。

  • Yanabod さん

    TVで行っていたドキュメンタリー番組の書籍版がいよいよ文庫化。 トルーマン、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソンと世界が核戦争の危機に陥る状況から、ベトナムでの失敗までを話しております。 文献はあるにしても、オリバー・ストーンの立ち位置から考えると多少は割り引く必要はあります。アメリカという国家の闇の側面を暴き出しており、この本を見るとアメリカという国の見方が変わるようになります。 (そして日本の影の部分も暴かれております。) 政治にきれいごとはない、それをわかりやすく書いております。

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人物・団体紹介

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オリバー ストーン

1946年、ニューヨーク市生まれ。アメリカの映画監督・脚本家・映画プロデューサー。ベトナム戦争で陸軍兵として従軍した経験をもとに、代表作『プラトーン』と『7月4日に生まれ』で戦争の非人間性を暴き、アカデミー賞監督賞を2度受賞した。さらに、『JFK』、『ニクソン』では、米国の政治の暗部を描き、『ウォー

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