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戦争日記 鉛筆1本で描いたウクライナのある家族の日々

オリガ・グレベンニク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309208633
ISBN 10 : 4309208630
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

子どもたちの腕に名前と生年月日、連絡先を書いた。万が一、死んでしまっても身元が分かるように。2児の母の絵本作家が記す、地下室での避難生活から国外への脱出まで。

【著者紹介】
オリガ・グレベンニク : 1986年、ウクライナのハリコフ(ハルキウ)生まれ。大学では建築学を専攻し、現在は絵本作家、イラストレーター、アーティストとして活動している。9歳の息子と4歳の娘の母(2022年4月現在)。『ママ、怒らないで』などの絵本を出版。彼女が挿絵を描いた本はすべてベストセラーになり、イラスト作品も世界各国で人気を博す

奈倉有里 : 1982年東京生まれ。ロシア国立ゴーリキー文学大学卒業、東京大学大学院博士課程満期退学。博士(文学)

渡辺麻土香 : 神奈川県横浜市生まれ。東京女子大学現代文化学部卒業。書籍やウェブ小説、テレビ番組の字幕など幅広いジャンルの翻訳に携わっている

チョンソウン : ロシア文化の専門家でおもに執筆や通訳・翻訳を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    ウクライナ人絵本作家の戦災絵日記、市井の人々のロシア軍ウクライナ軍事侵攻のリアル&悲惨さが伝わってきます。 プーチン&ゼレンスキー&世界中の愚かな権力者たちは、本書を読んで猛省いただきたい。 Love&Peace https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000425.000012754.html

  • yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん🎄🎅🎄

    随分前に図書館で借り延長までしても読み進めなかった。ロシア語で書かれているから余計に悲しい。まず韓国語に訳されたという。この本が世界各国で読まれる事を望む。小さい子ども、飼い犬のミッキーを連れての避難生活の悲惨さ、苦しさ。1 марта Микки=3月1日ミッキー。ロシア人にも心優しい人々がいる事を分かってほしい。ウクライナにも著者の様にロシア語話者がいる事を。世界に平和を!

  • keroppi

    鉛筆一本で綴られるウクライナの家族の日記。ロシアのウクライナ侵攻によって地下壕での生活、家族との別れ、難民生活を強いられる絵本作家。泣き叫びたいのに子供を前にしては叫べない。ただ絵にとどめるしか出来ない。その絵は、苦しいはずなのに、なぜか優しさを感じる。また母語がロシア語の著者は、ロシア語で書く。民族や言語で差別されてはいけないのに。様々なニュース映像でも見てきた状況だが、絵はそれ以上のものを訴えてくる。著者がまた色彩あふれる絵本が描けるようになることを祈るばかりである。

  • ナミのママ@低飛行中⤵️🏥

    『アンネの日記』は過去の出来事ではないと驚く、タイトルどおりの『戦争日記』。2022年に書かれたこの作品、著者はその日までウクライナで家族と暮らし将来を語っていた。明け方の爆音から一転する生活は、それでもはじめは「すぐに終わる」とも思われた。しかし『わたしたちの街は、軍隊の射撃場になってしまった』…なんと悲しい姿だろう。目をつむり自分の街を想像してみる、涙が出る。現在は子どもと共にブルガリアに逃れているが、ウクライナには身体の不自由な祖父母と母、そして夫がいる。戦争は誰も幸せにしない。

  • ケロリーヌ@ベルばら同盟

    ''わたしは子どもたちの腕に名前と生年月日、連絡先を書いた。「どうして、そんなの書くの?」「遊びをしているの」「何て遊び?」「『戦争』っていう遊びよ」''つい先程まで穏やかに流れていた時が、未来が、受け入れ難い現実に端から押し流されて行く。爆撃に脅かされる地下室から脱出、行先も分からぬ列車に飛び乗り、祖国を、愛する夫を、高齢の母を置いて、子どもたちの命を守るため、遠い異国で「難民」となった母は、スケッチブックに鉛筆で日記を描いた。同じ空の下、どれ程の日記が、恐怖に滴る汗で、血で、涙で綴られている事だろうか

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