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ロシア音楽はじめてブック

オヤマダアツシ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784903951515
ISBN 10 : 4903951510
Format
Books
Release Date
March/2012
Japan

Product Description

ロシア音楽はじめてブック
オヤマダアツシ 著


チャイコフスキーとラフマニノフだけじゃないんです。
寒い国から来た、とびきり熱い音楽を完全ガイド!
チャイコフスキー、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフ、スクリャービン、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ……。
帝政ロシアからソ連時代、そして現代までを彩る大作曲家たちの生涯と作品を詳しく紹介。「チャイコフスキー・コンクール」「ロシア・バレエ団とディアギレフ」「ジダーノフ批判」「キリル文字ミニ講座」など、 ロシア音楽をより深く知るためのコラムも満載。マトリョーシカのように可愛くて奥深い、最強のロシア音楽入門書の登場です。A5判変型・並製・128頁

【内容】
チャイコフスキー、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフ、スクリャービン、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチなど、ロシア音楽史を代表する約30人の作曲家の生涯と作品をわかりやすく解説(千原櫻子さんの可愛いイラスト付き!)。
コラムでは「チャイコフスキー・コンクール」「ロシア・バレエ団とディアギレフ」「ジダーノフ批判」「キリル文字ミニ講座」など、「知ると知らずは大違い」な基礎知識を伝授します。
あのルネ・マルタン氏(ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン アーティスティック・ディレクター)も、本書のためにロシア音楽の魅力を熱く語ってくれました。
著者は、ラ・フォル・ジュルネのクラシックソムリエをつとめ、クラシック音楽の魅力をわかりやすく伝えることにかけては右に出る者のない音楽ライター、オヤマダアツシさん。
「ロシア音楽って、寒そうだし、渋そうだし、むずかしいんでしょ?」というあなたのために、とっておきの「愉しみ方」を教えてくれます!

【目次】
INTRODUCTION:
 激動の19世紀から20世紀に大きな発展を遂げたロシア音楽
 その奥底に宿る魂は、私たちに深い感動を届けてくれる
この作曲家は、この時代を生きていた![ロシア作曲家年表]

INTERVIEW:
 ルネ・マルタン氏が語る、ロシア音楽の奥深い世界
音楽シーンの常識を覆したラ・フォル・ジュルネ音楽祭

COMPOSER:
グリンカ──広い視野と勇気で一歩を踏み出した近代ロシア音楽の父
バラキレフ──ロシア国民楽派の精神を広めた新世代のプロジェクト・リーダー
キュイ──理論派の軍人や硬派な音楽評論家としての顔をもつ才人
ボロディン──化学者としても功績を残した、偉大なる日曜作曲家
ムソルグスキー──荒削りな魅力満載、民衆の視点を音楽で表現した異才
リムスキー=コルサコフ──カラフルな音色と麗しいメロディを駆使するグランド・マスター
チャイコフスキー──キャッチーなメロディを量産するロシア音楽界のスター作曲家
タネーエフ──存在感たっぷりの力作を書いたモスクワ楽派の優等生
リャードフ──国民楽派の魂を20世紀へと引き継いだメッセンジャー
アレンスキー──保守ロマン派の王道を走る、発掘されるべき正統派
グラズノフ──多彩な作品を残したビッグな才能──ロシア・ロマン派の正統派シンフォニスト
スクリャービン──「神秘」をキーワードに音楽宇宙を創造したアウトロー
ラフマニノフ──わがロシアよ!と音楽で呼びつづけた、ロマン派の夕映え
グリエール──多彩な作風で時代を生き抜いた優等生的作曲家
メトネル──ピアノでファンタジーを描く20世紀のロマンティスト
ストラヴィンスキー──3つの作品で世界を変え、20世紀のカリスマとなった革新者
プロコフィエフ──劇的な20世紀を“ロシア愛”とともにかけぬけた天才作曲家
チェレプニン──ロシア国民楽派とアジアの音楽を融合させたクリエイター
ショスタコーヴィチ──音楽家の真実はどこにあるかを追究したロシア音楽シーンの巨人
ハチャトゥリャン──民族の血を音楽へと反映させた20世紀の国民楽派
カバレフスキー──社会主義リアリズムと大衆化を実践した体制派
シチェドリン──シリアスとポップ、前衛と軽音楽、音響遊びの天才

COLUMN:
モーツァルトの時代にロシアでは……グリンカ以前のロシア音楽黎明期[アリャビエフ/ボルトニャンスキー]
ロシア音楽の魂にふれる扉──荘厳な正教の音楽
もうひとりの「ロシア音楽の父」[ダルゴムイシスキー]
ロシア音楽のヒーロー戦隊!?──「力強い仲間たち」とは
スター誕生!──聖地で開催される世界的なコンクール[チャイコフスキー国際コンクール]
チャイコフスキーの恩人だったルビンシテイン兄弟[アントン・ルビンシテイン/ニコライ・ルビンシテイン]
ロシア音楽を発展させたバレエという美の芸術
「ロシアのモーツァルト」と呼ばれた薄幸の作曲家[カリンニコフ]
ロシア音楽シーンを支援したひとりの材木商[ベリャーエフ]
強烈に刺激的なサウンドと実験精神──ロシア・アヴァンギャルドの音楽[ロスラヴェッツ/ルリエ/ヴィシネグラツキー/モソロフ/ポポフ]
バレエの歴史をぬりかえた創造的カンパニー──「バレエ・リュス」
音楽家が震えあがった恐怖の言葉──「ジダーノフ批判」
1980年代以降に存在がクローズ・アップ──新しいロシア音楽を作り出す3人の作曲家[シュニトケ/グバイドゥーリナ/カプースチン]
シンプルにして深い精神性──ペルトとバルト三国の作曲家[ペルト/トゥビン/シサスク/ヴァスクス/チュルリョーニス]
チャイコフスキーの肉声もあった!──録音で接する作曲家たちの実像
音楽用語をロシア風に表記してみると、こうなりました[キリル文字ミニ講座]
さらにもう一歩、ロシア音楽の深い森へ──まだまだ足を踏み入れたい人のための作曲家たち

【著者プロフィール】
オヤマダアツシ。音楽ライター。音楽誌やネットメディアでの音楽家インタビュー記事や、さまざまなコンサート(新日本フィルハーモニー交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団の定期演奏会ほか)で配布される曲目解説などを執筆。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでは初回よりクラシックソムリエとして活動し、公式レポートブログを発案。クラシック入門者を含む「もっとクラシック音楽のことを知りたい」という聴き手に、いろいろな魅力を発見してもらえるよう活動中。

Content Description

目次 : [INTRODUCTION] / 激動の19世紀から20世紀に大きな発展を遂げたロシア音楽 / その奥底に宿る魂は、私たちに深い感動を届けてくれる / [ロシア作曲家年表] / [INTERVIEW]ルネ・マルタン氏が語る、ロシア音楽の奥深い世界 / 音楽シーンの常識を覆したラ・フォル・ジュルネ音楽祭 / 【COMPOSER】 / グリンカ、バラキレフ、キュイ、ボロディン、ムソルグスキー / リムスキー=コルサコフ、チャイコフスキー、タネーエフ / リャードフ、アレンスキー、グラズノフ、スクリャービン / ラフマニノフ、グリエール、メトネル、ストラヴィンスキー / プロコフィエフ、チェレプニン、ショスタコーヴィチ / ハチャトゥリャン、カバレフスキー、シチェドリン / 【COLUMN】 / モーツァルトの時代にロシアでは・・・ / ロシア音楽の魂にふれる扉−荘厳な正教の音楽 / もうひとりの「ロシア音楽の父」 ダルゴムイシスキー / ロシア音楽のヒーロー戦隊!? 「力強い仲間たち」とは / スター誕生! 聖地で開催される世界的なコンクール / チャイコフスキー国際コンクール ・・・ 他

【著者紹介】
オヤマダアツシ : 音楽ライター。音楽誌やネットメディアでの音楽家インタビュー記事や、さまざまなコンサート(新日本フィルハーモニー交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団の定期演奏会ほか)で配布される曲目解説などを執筆。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでは初回よりクラシックソムリエとして活動し、公式レポートブログを発案(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 1959のコールマン

    ☆5。いやあ、全然期待しないで読んでみたら大当たり!初めてロシア音楽にふれる人から、相当なレベルのマニアまで十分楽しめる、重箱の隅までちゃんとのっている本!まず作曲家のメンツがすごい!こんな人まで(キュイ、タネーエフ、リャードフ、チェレブニン、シチェドリン、その他諸々)というか知らなかったよ、今まで!という人まで紹介している(普通は入門書ならはずすでしょ・・・)。コラムも充実。絶対外せない話題から、え、こんな事まで、という書きっぷり。ただ読むだけでなく、事典としても使えるこの本!読むべし!

  • ソバージュ

    表紙が可愛いので児童用かと思ったが、22人の作曲家の生涯や作品について、ルネ・マルタン氏のインタビューや沢山のコラムなど、ロシアクラシック音楽を網羅している。知らない作曲家も多く、いかにロシア音楽に無関心だったかと思い知らされた。内容が薄いとの意見もあるが十分満足でき、昔全く理解出来ず嫌った作品なども、再度トライしてみようという気持ちにもなれた。

  • ぴよぴよ

    表紙の絵がかわいい。中身は詳しい。聴いたことがない作曲家もいたので、また聴いてみたい。「音楽用語をロシア風にしてみると、こうなりました。」をキリル文字と照らし合わせて発音したら楽しかった。

  • DRYM_8

    チャイコフスキー、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチなどのメジャーどころばかり触れてきたので、全体像を把握するのにとても良かった。ロシア音楽を考えるにあたっての作曲家への政治的な影響も分かりやすかった。1905,1917,1991

  • 茅野

    薄くて簡潔、必要十分。音楽が好きでも、ロシアにフォーカスしていない人はかなり未知の情報が多いかも。可愛い表紙をして、中身は文字ぎっしり。

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