幸福な王子/柘榴の家 光文社古典新訳文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334753474
ISBN 10 : 4334753477
フォーマット
出版社
発行年月
2017年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
303p;16

内容詳細

ひたむきな愛を描く「幸福な王子」。恋する学生に身を捧げる「小夜啼き鳥と薔薇」。わがままな男と子どもたちの交流を描く「身勝手な大男」。愛の行きつく果てを示す「漁師とその魂」など、道徳的な教訓だけでは収まりきらない、さまざまな味わいの、大人にこそ読んでほしい童話集。

【著者紹介】
オスカー・ワイルド : 1854‐1900。アイルランド出身の作家・劇作家。外科医で著述業の父と、作家である母との間に次男として生まれる。自身の唱える芸術至上主義を身をもって実践し、ロンドン社交界で脚光を浴びる。29歳で結婚。『ドリアン・グレイの肖像』『サロメ』『ウィンダミア卿夫人の扇』などの話題作を発表し時代の寵児となるが、同性愛の罪で逮捕・投獄される。出獄後フランスに渡るも、3年後の1900年、パリにて客死

小尾芙佐 : 1932年生まれ。津田塾大学英文科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    やっぱり、オスカー・ワイルドは戯曲や小説は好きだけど、童話は寂しくて胸が苦しくなって少し、苦手だと思わずにいられません。「非凡なる打ち上げ花火」ですが、打ち上げ花火みたいな気位が高くて能力を人を害するためにしか使わなかった人を思い出して少し、嫌な気分になります。「忠実なる友」の自分の言った事の無粋さが分からない胸赤鶸への家鴨の忠告と作者の言葉にクスリ。「王女の誕生日」は花とか王女・貴族の傲慢さがえげつない分、鳥達が侏儒に懐いていたというのが少し、救い。

  • おか さん

    子供の頃に読んだ時は 涙を流しながら 感動に心震わせた。しかし この歳になって完訳を読むと 流す涙の意味合いが変わってきた。これをワイルドは自分の子供に読み聞かせる為に書いたというが これは 強者が 自分の子供に強者たれと書いた様に思えてしまう。解説を読んでも その気持ちを払拭出来ない。まぁ 逆説的に読めば良いのかもしれないが きっと今の私は 心が赤剥けているか、心に黴や毛が生えまくっているのかもしれない*\(^o^)/*。

  • molysk さん

    幸福な王子に出会ったのは高校の英語の教科書だっただろうか。そのときは王子と燕の献身のみが心に残った。改めて読み返すと、他者の不幸に無関心な人々もまた印象的である。ほかの掲載作も含めて、道徳を賛美しているようでもあり、冷笑しているようでもある。あるいは、ワイルドにとっては、美しいものであれば、それが道徳的かどうかは関係なかったのか。それでも、少なくとも幸福な王子は、物語の底流に人へのやさしさが感じられた。それは、幼い我が子に語り聞かせるための、やさしい父親としてのワイルドの描きたい物語だったのだろう。

  • momogaga さん

    図書館本。解説に助けられて何とか完読しました。童話ですが、まさに大人の童話です。世間の厳しさ、善人面した悪人が登場する考えさせられるお話です。”漁師とその魂”は歯ごたえがありました。失った影のストーリは『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を思い起こしました。

  • ビイーン さん

    子供の頃に読んだ懐かしい物語。ワイルドの美しくて切ない童話集は大人になってから読むと、ストレートに心に響いた。

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