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アフガンの息子たち

エーリンペーション

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093567435
ISBN 10 : 4093567433
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

わたしの職場は、指示通りに仕事をすることを求められる場所。そこで出会ったのは、たった一人で祖国から逃れてきた14歳のザーヘル、17歳のアフメドとハーミドだった。ぼくたち家族いないよ。だれが面会に来てくれる?ぼくたちは、アフガニスタンの息子なんだ。静かな筆致で難民児童の現実と収容施設の新人職員の葛藤を描いた、2021年北欧理事会文学賞(YA&児童書部門)受賞作。

【著者紹介】
エーリンペーション : 1992年生まれ。大学で社会人類学を学んだのち、移民局や難民支援施設などでの勤務を経て、2020年に本書『アフガンの息子たち』で作家デビューを果たし、2021年の北欧理事会文学賞YA&児童書部門を受賞

ヘレンハルメ美穂 : 国際基督教大学卒、パリ第三大学修士課程修了、スウェーデン語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • どんぐり

    ザーヘル、アフメド、ハーミドの3人。彼らがいるのはスウェーデンの難民童施設HVBホーム。タリバンからひとりで国を逃れてきた少年たちと施設で働く職員のレベッカとの交流を描いたYA小説。こころに傷を負った彼らに、家族のことを尋ねたいのに聞けずにいるレベッカ。「きょうは水飲んだ? 薬は要る? ちゃんと眠れる? ここにいてほしい?」と、部屋を一つひとつ訪ねまわって一日が終わる。彼らがどこで暮らすかを決めることができない状態に置かれたなかで、少年のひとりが命を絶つ。水面にかすかなざわめきを残して消える石。

  • ナミのママ

    10代の少年が1人で生まれ育った国を離れ、海外で難民となる。こんな現実知らなかった。スウェーデンの難民児童施設を舞台に3人の少年と若い職員の「わたし」が綴る物語はとても切ない。静かに淡々と書かれたその文章の中に厳しい現実が込められている。18歳になると施設を出なければならないがどこへ行けというのか。それでも彼らは18歳まで生き延びられた。良い本なのに話題になっていなくて残念、もっと読んでほしい。【2021年北欧理事会文学賞(YA&児童書部門)】受賞

  • キムチ

    予約でやっと手にできた。地球が大きく変容していく予感、21世紀に入り つとに。アフガニスタンからスウェーデンに連れてこられた数人の少年たちの群像図。ミニマムにマキシマムにフォーカスが切り替わる、北欧サスペンスに必ず登場するような児童SWの思いが揺れ続ける。痩せた 華奢な体格 抱きしめると小さな頭…だが未知の国で懸命に生きる彼ら。今朝ニュースで見た祖国の現状が被さる。 出口の見えない闇。国際舞台に上がることすらかなわない国への日本の経済支援に熱いものが込み上げた。タリバン、原始時代的人権の女性、そして世界

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    就職活動中のレベッカは「他者に指示を仰がないと動けない」という扱いやすさから移民局の運営する難民保護施設へ採用される。そこにいた子供達は大体が14歳だ。「難民である」という事から子供達は個性を最初は隠しているが、心を徐々に開いていく。但し、やむ追えなく、必死に祖国から逃げたとしても里親が見つからず、18歳=大人になれば、送還されたり、財政的理由で追い出される事もあるという不条理。その不条理に子供達に寄り添うレベッカは苦悩する。逃亡したアフメド。スウェーデンには希望がないと悟り、ドイツに行こうとするハーミド

  • 星落秋風五丈原

    スウェーデンの小さな町にある灰色の建物で、高校を出たばかりの「わたし」は、保護者のいない難民児童が暮らす収容施設で働いている。面接の時に、あるシチュエーションを告げられて対応を聞かれた時、「わたし」は、まずどうすればいいか?と聞いて採用される。自己顕示欲がなくていいと思われたという面もあるが、ただ命令に従うイエスマンを望んでいたとも取れる。しかし、少年たちと接するうちに、「わたし」は、ただのイエスマンではいられなくなっていく。

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