エリック・S・レーモンド

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伽藍とバザール オープンソース・ソフトlinuxマニフェスト

エリック・S・レーモンド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784895421683
ISBN 10 : 4895421686
Format
Books
Publisher
Release Date
September/1999
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • えちぜんや よーた

    前の方で、かならずしも分権システムが中央集権システムより優れているとは限らないと書かれていますが、読んでいるとやはり前者の方が優れているような気がする。単純作業はエライ人が下っ端の尻を叩けばいいだろうけど、ソフトウェアのプロジェクトでは、まったく意味がないということがよく分かった。

  • shikada

    Linuxを題材に、オープンソースの文化を解説する一冊。中央集権的でクローズな「伽藍」方式と比較して、「バザール」方式のオープンソースは、ボトムアップな課題解決がオープンに蓄積される。オープンソースのポテンシャルを感じる一方で、本書の内容を鵜呑みにすると、必死こいて伽藍方式の開発を行っている多数の開発者の存在意義は?と疑問に思ってしまう。「必要は発明の母」という主張は納得。自分自身の生活も、必要に応じてミクロでニッチな発明をすることで、改善される実感がある。

  • baboocon

    橘玲「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」の中の「伽藍を捨ててバザールに向かえ」という一文はこれが元ネタだったんだ。従来のソフトウェア開発の常識を覆したオープンソースOSのLinux、その成功の秘密を伽藍方式とバザール方式という開発方式の違いにあるとした論文。「ノウアスフィアの開墾」ではオープンソースのハッカー達がなぜ無料のソフトを書くのかという疑問を「所有権」と「評判」をキーワードに説明し、「魔法のおなべ」ではオープンソースの経済的側面を分析している。10年以上前の文章ではあるが、読んでよかった。

  • roughfractus02

    「伽藍とバザール」「ノウアスフィアの開墾」「魔法のおなべ」の3論文と著者インタビューからなる本書(原著1999刊)は、Linux開発の背景とフリーソフト、オープンソースの考えを、トップダウン設計(伽藍=Cathdral/大聖堂のイメージ)とボトムアップ設計(バザール)の喩えを通じて、後者がより生産性が高い点を概説する。リーダーシップなき「自己中心的エージェント」らの「自己調整的な自立秩序」が作るこの世界は、古典派経済学と異なるハッカー社会での評判という無形の「効用関数」を基準とし、贈与の経済によって動く。

  • Uzundk

    一応読んでおこうと言う事で。少し前までソフトウェアとは買う物だったが今は...自分で書くようになったのもあるが、公開し共有し利用するものという意識に変わってきた。実際様々な機能をもつコード達をライブラリとして利用し、バグがあったら手直ししたり、ソースの管理者にバグフィクスを取り込んで貰うのがなすべき行動規範であると言う意識を持っている。やっぱり人間とはお金とインセンティブだけで動くようなエコノミックヒューマンではない、だからこそ面白いのだというのを再確認した。

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