エリス・パーカー・バトラー

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通信教育探偵ファイロ・ガッブ

エリス・パーカー・バトラー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336054364
ISBN 10 : 4336054363
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

変装しても気づかれる、尾行をすればなぐられる。それでも僕は、ホームズみたいな名探偵なんだ。ホームズにあこがれ、「日の出探偵事務所」の探偵養成通信教育講座を受けて、立派な迷探偵になった、本業・壁紙張り職人ファイロ・ガッブ君の、ちょっとまぬけで愛すべき活躍を描いた短篇集、待望の初邦訳。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Betty

    作品は1913〜1916年に書かれた短編。著者は20世紀前半に活躍した作家で1700作以上の短編を送り出した人物。ユーモア作家との紹介がされていました。まったくの前調べをしないで読んだら児童書なのか?と感じてしまいました^^;とても軽くテンポも良く古さもあまり感じない。通信教育で探偵になったガップ君が主人公。職業は「壁紙職人と探偵」。ガップ君の人柄と「ぶっ壊し屋事件」を捜査(巻き込まれ?)したり「ホントガッカーリ金鉱」の株券で騙されたりとクスクス笑ってしまうネーミング多数。これ文庫だったらいいのに!

  • スイ

    タイトル通り、通信教育で探偵になった男が主役の連作短編集。 彼がふわふわとつかみどころがなく、底の抜けたお人好しで、それに狂わされて犯人達が勝手に自滅していく感じ。 最初は戸惑ったが、探偵小説というものをからかったり皮肉ったりした、メタ的な楽しみ方の出来る作品なのだと思う。 犬と遺書の話が一番好き。 私があの子だったら怒るけど!

  • ハルト

    「通信教育探偵」というところからして、なんともおとぼけ感満載。ドジっ子(おじさんだけれど)なのに、なぜだかいつも事件を見事解決。名探偵ならぬ迷探偵ぶりが楽しい。くすりと笑える、愛すべきユーモラスな探偵ものでした。甥っ子が登場のホームズ・パロディのほうも、やっぱり脱力感ありありで楽しかったです。騙されまくりなぶん、ここぞのときに幸運が降ってくるのかな?

  • ヨッシー

    ゆるゆるユーモア系クラシックミステリ。この手の作品が好きな人は楽しめるけど、興味のない人は読むのが苦痛、みたいな。壁紙張り兼通信教育探偵ファイロ・ガッブ君が、なし崩し的に事件を解決(?)し、なし崩し的に金を稼ぎます。連作的要素が結構強い点が面白いですね。この頃の作品としては珍しい気がします。「二セント切手」から「ワッフルズとマスタード」あたりの、金をボロボロ稼ぐ(そして騙し取られる笑)話が特に良いです。ベストはとりあえず「二セント切手」で。これ、文庫ならもっと読みやすくで調度良かったんだけどなぁ……。

  • けいと

    「通信教育」で探偵になろうとしている壁紙職人。 仕事が舞い込んできて騙されながらも最後には事件を解決してしまうという。一息入れたい時にピッタリのユーモアミステリ。

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