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世界から青空がなくなる日 自然を操作するテクノロジーと人新世の未来

エリザベス・コルバート

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784826902533
ISBN 10 : 4826902530
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

成層圏にダイヤモンドをまいて、太陽光を反射し地球を冷やす
――その結果、私たちは青空を失うことになるかもしれない
 
ピュリッツァー賞受賞ライターが、かつての自然を取り戻すためさまざまなテクノロジーを用いて解決を図る人々を取材し、私たちに待ち受ける未来を問う、衝撃のルポルタージュ。

・川に電気を流し外来種のコイを操る「電気バリア」
・温暖化の海を耐え抜くサンゴをつくりだす「進化アシスト」
・毒を分泌するオオヒキガエルを無毒化する「遺伝子ドライブ」
・大気中のCO2を回収して石に変える「DAC装置」
・空にダイヤモンドをまいて地球を冷やす「ソーラー・ジオエンジニアリング」

こうした技術は自然を救う希望か、それとも絶望か?
これは「人類が自然に与えた影響と、それを制御しようと試みる人々」の物語。

バラク・オバマ推薦 
ビル・ゲイツ絶賛
「人と自然が交わるとき科学になにができるのか、洞察力に富んだ考えを示してくれる」

全米各紙誌絶賛!!
ウェインライト賞 ライティング部門最終候補
ワシントン・ポスト紙 年間最優秀書籍10冊 
タイム紙、エスクァイア誌、パブリッシャーズ・ウィークリー 年間最優秀書籍に選出

【著者紹介】
エリザベス・コルバート : ジャーナリスト。『ニューヨーク・タイムズ』紙記者を経て、1999年より『ニューヨーカー』誌記者として活躍。前作『6度目の大絶滅』(NHK出版)でピュリッツァー賞(ノンフィクション部門)を受賞。2度の全米雑誌賞、ブレイク・ドッド賞、ハインツ賞、グッゲンハイム・フェローシップなど数々の受賞歴がある。現在は夫と子どもたちとともに、マサチューセッツ州ウィリアムズタウン在住

梅田智世 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    気候変動や生物多様性の危機を解決するため、最新のテクノロジーを駆使するのは自然を救う希望か、それとも絶望か。具体的な事例を挙げて考察する一冊。川に電気を流し外来種のコイを操る電気バリアや温暖化の海を耐え抜くサンゴを作り出す進化アシスト、毒を分泌するオオヒキガエルを無毒化する遺伝子ドライブ、大気中のCO2を回収して石に変える装置、空にダイヤモンドをまいて地球を冷やすソーラージオエンジニアリングなど、どれも被害を食い止めようとしないと悪化する事例で、けれどどこまで手を入れるべきなのかはとても難しい問題ですね。

  • yyrn

    人による大規模な自然の改変や遺伝子操作をする愚を取り上げ、人類はとんでもないことをしようとしていると警鐘を鳴らす本。改変が成功した事例が示されていないのは(利根川の付替えやトキの再導入等を想起しながら)フェアではないと思ったが、導入時点では成功だと思われたものが、その後予想もしていなかった災禍をもたらす事例が多数紹介されており、何をもって成功だと言えるのかと考えさせられた。しかし、地球温暖化対策として成層圏に大量の微粒子をまき散らし人工的に曇り空にしてしまおうという(火山の大噴火からの)アイデアとか、⇒

  • KUMYAM@ミステリーとSF推し

    いろんな角度からさまざまな方法を検討するが、たしかにこういうやり方がビジネスとして成立するかが問題になるんだろう。どんなに良い事、必要なこととわかっていても、資本主義社会では儲からないとなるととたんに手を引く傾向があるから。

  • Go Extreme

    再帰的論理 介入の悪循環 技術的コントロール 自然破壊と修復 逆説的解決策 シカゴ川の逆流 アジア鯉の拡大 予期しない結果 沿岸侵食 デビルズ・ホール・パピッシュ 保全依存的な種 管理なしに生き残れない サンゴ白化 援助進化 耐性種の育成 ケーン・トード問題 CRISPR遺伝子編集 炭素除去技術 化学風化の加速 カーボン・ネガティブ 火山噴火の人工複製 100万対1の効率 手つかずの自然の終焉 ハイブリッドな環境 人間が脊椎動物を上回る 「自然」の人工性 倫理的ジレンマ 気候制御の権力 良い人新世 謙虚

  • Kenzo Tada

    世界の未来は破滅しかないのか。

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