エリザベス・キューブラー・ロス

Individuals/organizations Page

Books

死ぬ瞬間 死とその過程について

エリザベス・キューブラー・ロス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122037663
ISBN 10 : 4122037662
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

死とは、長い過程であって特定の瞬間ではない―人生の最終段階と、それにともなう不安・恐怖・希望…二百人への直接面接取材で得た“死に至る”人間の心の動きを研究した画期的な書。

目次 : 1 死の恐怖について/ 2 死とその過程に対するさまざまな姿勢/ 3 第一段階/否認と孤立/ 4 第二段階/怒り/ 5 第三段階/取り引き/ 6 第四段階/抑鬱/ 7 第五段階/受容/ 8 希望/ 9 患者の家族/ 10 末期患者へのインタビュー/ 11 死とその過程に関するセミナーへの反応/ 12 末期患者の精神療法

【著者紹介】
エリザベス・キューブラー・ロス : 精神科医。1926年、スイスのチューリッヒに生まれる。チューリッヒ大学に学び、1957年学位を取得。その後、渡米して、ニューヨークのマンハッタン州立病院、コロラド大学病院などをへて、1965年、シカゴ大学ビリングズ病院で「死とその過程」に関するセミナーを始める。1969年に本書を出版して国際的に有名になる。著書には『死ぬ瞬間 死とその過程について』のほかに『死ぬ瞬間の対話』『続死ぬ瞬間』『死ぬ瞬間の子供たち』『新 死ぬ瞬間』『エイズ 死ぬ瞬間』『「死ぬ瞬間」と臨死体験』、自伝『人生は廻る輪のように』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • のっち♬

    終末患者への直接面接取材を通して死へと至る人間の心の動きを研究した書。著者はその過程で陥る心理状態を5段階に分けて例示する。これは錯綜した経過を辿ることも多く、局面のようなニュアンスに近い。人生経験や信仰の持ち方が異なる以上、死への向き合い方も希望の持ち方も千差万別だ。人間が尊厳のうちに安らかな死を迎えるために、周囲はいかに本人の想いを汲み取り、寄り添うべきかを考えるにあたり、本書は様々な問題提起や示唆を与えてくれる。解釈や対話には著者独特の思想や時代性が感じられるが、本書の持つ価値は未だ失われていない。

  • えちぜんや よーた

    医療従事者向けの本だが、一般人が読んでも損はない。いやむしろ読んでおくべきだと思う、特に若い世代の人は。なぜなら終末期医療の問題は、本人やその近親者、医療従事者だけでなく、社会保障財源の問題とつながるからだ。毎月の給与明細書を見てみよう。そこには必ず「健康保険料」という控除欄がある。苦しみしか残されていない余生に何千万の保険料をつぎ込んで、医療器具や新薬を使うべきのか?それとも医療従事者だけが患者と苦しみを分かち合って看取るべきなのか?テーマが重すぎるので、社会全体の議論と何らかの合意が必要だと思う。

  • jam

    初版は46年前だが、死の間際にある者から導かれた死への受容過程は、今も医療者のバイブルとなっている。幾度か読むが、日々、目前にあった死を俯瞰することに役立った。人は常としてあまり死を意識しない。災害現場でも自分だけは大丈夫だと思う。これは心理学用語で「正常性バイアス」といい、適正な判断を損なう。突然、生を断たれる不条理には、この著書に記された過程は当てはまらないのかもしれない。しかし、人は死を意識することで生の限りを知る。それは「たとえ明日世界が滅びようとも今日私はりんごの樹を植える」ことなのだろう。

  • Willie the Wildcat

    『人生と運命』に影響され再読。死に接する機会。瞬間と共にその前後の過程の意味。治療や事象ではなく、無論モノではなく「人」。人間性。患者、家族・近親者、そして医療関係者の変化が象徴。著者が引き出す変化は”心”。故にホジキン病の修道女が印象的。宗教観の齎す論理性と、目の前の苦しみという気がする。後述の菌状息肉腫の患者が口にした”ボーナス ”。これが心の1つのあり方なのかもしれない。滲む心、心が滲む言動。”瞬間”まではもちろんのこと、後も尊厳の尊重。想いに終わりは無いと感じる。

  • たかこ

    キューブラー・ロスによる死の受容過程、5段階説がどのようにして研究されたものなのか、原文を読んで(日本語訳だけど)その背景を知る。『On Death and Dying』日本語訳あとがきにもある通り、死は長い過程であって特定の瞬間で はない。現代において、死は敗北であり医師は死の間際まで蘇生をすることもある。最期まで自分の人生を自分らしく生きることができるような場所や人、環境が必要だと思う。そして、死にゆく人とともにあるために私たちができることは「近況をたずねに」行くのではなく、ただそこにいて手伝うこと。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items