エラ・フランシス・サンダース

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翻訳できない世界のことば

エラ・フランシス・サンダース

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784422701042
ISBN 10 : 4422701045
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
111p;18X20

内容詳細

FORELSKET フォレルスケット/ノルウェー語―語れないほど幸福な恋におちている。COMMUOVERE コンムオーベレ/イタリア語―涙ぐむような物語にふれたとき、感動して胸が熱くなる。JAYUS ジャユス/インドネシア語―逆に笑うしかないくらい、じつは笑えないひどいジョーク。IKUTSUARPOK イクトゥアルポク/イヌイット語―だれか来ているのではないかと期待して、何度も何度も外に出て見てみること。…他の国のことばではそのニュアンスをうまく表現できない「翻訳できないことば」たち。

目次 : PALEGG ポーレッグ―ノルウェー語/ COMMUOVERE コンムオーベレ―イタリア語/ MANGATA モーンガータ―スウェーデン語/ SAMAR サマル―アラビア語/ GEZELLIG ヘゼリヒ―オランダ語/ GLAS WEN グラスウェン―ウェールズ語/ MERAKI メラキ―ギリシャ語/ KILIG キリグ―タガログ語/ PISAN ZAPRA ピサンザプラ―マレー語/ JUGAAD ジュガール―ヒンディー語〔ほか〕

【著者紹介】
前田まゆみ : 絵本作家。神戸市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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”木漏れ日”という言葉の訳が最高に素敵だ...

投稿日:2021/04/09 (金)

”木漏れ日”という言葉の訳が最高に素敵だと思った。木漏れ日の訳の一部がこちら、『まばゆくて目を閉じてしまうほどに美しいもの』である。この1文は、木漏れ日を見上げることができる時間の大切さまでも確かめることができるような、圧倒的な美しさを表現していると感じた。絵の雰囲気も素敵で、見落としがちな大切なものに気付かせてくれる1冊。

ももも さん | 不明 | 不明

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言葉はおもしろい。言葉は文化そのもの。消...

投稿日:2021/02/24 (水)

言葉はおもしろい。言葉は文化そのもの。消えていく言葉は、その文化の消失でもある。ここにある言葉はどうなっていくのだろう。この本を読み言葉に触れながらそんなことを考えた。もっと文化も言葉も多様だった頃を見てみたいな。ページをめくりながら色んな国へ旅したくなった。

huhuhum さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 馨 さん

    日本語のワビサビや、木漏れ日も、翻訳できない絶妙な言葉なのですね。他国にも、こんな状況の言葉が存在するのか!日本では滅多に遭遇しない状況だなぁと思うものもありました。その国その国の文化や風景が言葉ににじみ出ているのが素敵ですね。

  • seacalf さん

    書店でタイトルが目に入った途端、すぐさま手に取った絵本。こういう本は大好物。そして中身も期待以上の出来で、ほくほくしてしまう。 この絵本に登場するのは世界中の当意即妙なことばの数々。タイトル通り、なかなか自国のことばで翻訳しにくい言葉の数々。 こういった一筋縄にはいかない言葉、あるいは表現自体がまったく違っていても、ものすごく共感できることば、そういうものに触れたくて、自分は翻訳物の小説を好んで読んでいるんだろうなあ。本棚にしまっておくより、色んな人に紹介したい絵本。これはおすすめ。

  • とも さん

    一言で表すことのできないことばたち。日本語で言えば「木漏れ日」「積ん読」馴染みのある外国語なら曲のタイトルにもなった「サウダージ」。お洒落な絵本のような装丁で繰り返し読みたくなります。例えば木漏れ日に希望や未来を思ったり、ボケッとすることに何だか安らぎを感じたり。言葉そのものの意味のまわりに漂うニュアンスは土地柄だけでなく個人個人で違うように感じるので外国の「翻訳できないことば」を的確に捉えるのは難しいだろうなぁと思ったりしました。個人的にはバナナを食べる時の所要時間をいつか使ってみたい。

  • めろんラブ  さん

    なじみのない言語には、どこか神秘的な響きを感じます。それは未知の文化に対する畏れから来るのかもしれません。本書で紹介されている52の言葉それぞれに、その国・民族が必要とする社会的・文化的価値が反映されていると思えば、漠然とした「世界の広さ」の概念がひとつの具体性をもって認識されるようにも。ページをめくるたびに言葉の世界旅行気分が味わえ、美しいイラストとも相まって好奇心が刺激される一冊。誰かにプレゼントしたくなりました。

  • ♪みどりpiyopiyo♪ さん

    おもしろかったー♪ 他の国の言葉ではそのニュアンスをうまく表現できない「翻訳できないことば」たち。言うに言われぬ感情や、神々しい景色、おおよその単位、愛を感じる幸せな動作や、哲学的な概念。こんな気持ちを言い表す言葉があるなんて(ღ′◡‵) ■日本語からは、「ボケっと」「積ん読」「木漏れ日」「わびさび(侘び寂び)」が取り上げられていました。なるほどねー♪ ■そういった概念に一つの言葉を当てはめるって、その国の人々はその気持ちや現象を大切に思ってるんだなー、って愛おしく思いました(ღ′◡‵)(2016年)

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イギリス在住のライター、イラストレーター

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