エラリー・クイーン

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Yの悲劇 角川文庫

エラリー・クイーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784042507161
ISBN 10 : 4042507166
フォーマット
出版社
発行年月
2010年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
15cm,429p

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本格推理小説の古典的名作。私は小学生時代...

投稿日:2021/03/12 (金)

本格推理小説の古典的名作。私は小学生時代に子供向けに訳されたもので読んで衝撃を受けました。高校生くらいになってから他の「Xの悲劇」、「Zの悲劇」、「ドルリーレーン最後の事件」も読みましたがやはりこの「Yの悲劇」が一番の出来だと思います。

タカノブ さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 徒花 さん

    超久しぶりの再読。改めて読むと、フーダニット(犯人当て)ミステリとしては相当な傑作だ。忌まわしき性質を持つ一族ハッター家で起きた連続毒殺未遂事件と、マンドリンという不可解な狂気による一族のドンである祖母の殴打殺人。犯人の目的は何か? なぜ凶器にマンドリンを選んだのか? すべての出来事が不可解なまでに「ちぐはぐ」だが、それこそが著者が読者に提供している最大のヒントであり、驚くべき真犯人へと導く手がかりとなっている。最後の最後にいくつかのちょっとした謎が残されるが、ミステリ好きならまず満足できる一作。

  • W-G さん

    不朽の名作の新訳。ハッター夫人殺害時の、共犯説を否定していくロジックは何度読んでも痺れる。意外な犯人と、静かなインパクトのあるラスト(特に、ここで語られる犯人の"変遷"が強烈に残る)等、どれもその通りだが、傑作足り得た最大の要因は、ハッター家の人々そのものだと考えている。彼らや彼女らが造形され、物語の中で一人歩きを始めた時に、名作として確定したのだろう。本格ミステリ特有の抑えられた筆致の中で、禍々しさや違和感をじわじわと醸す不気味な一族。誰もがハマり役で、悲劇舞台を覗きに来た観客の目を捉えて離さない。

  • Kircheis さん

    ★★★★★ 初めて読んだのは12歳くらいの時だが、もの凄い衝撃を受けた本。 再読して少し印象が変わったが、不朽の名作だという思いに変わりはない。 今から思えば犯人自体の謎(フーダニット)より、なぜマンドリンを凶器に選んだか(ワイダニット)が鮮やか。 そして真相に気付き苦悩するレーンが悲しい。 彼が最後に選んだ幕引きをどう評価するかで、作品の評価も変わるだろう。 ちなみに、アガサ・クリスティはこの作品にかなり影響を受けたと思われ、犯人像を真似たものと結末を真似たものをそれぞれ書いている。

  • nobby さん

    うーむ、種明かしも全くせず意味深にレーン自ら「失敗した」と繰り返し一方的に去る幕引きは個人的に受け入れ難い…ちゃんと最後にはなされる舞台裏なる章での解説で、その邪心を取り除く必要性は理解出来るが、神の裁きを降してまでとは如何なものか!?それでも狂った一家をめぐる奇怪な殺人事件を解決に導く推理は文句なく持ち味通りロジカルお見事!三重苦の障がいを持つ女性の証言を、残された五感から立証していくのは鮮やか。今では珍しくない展開にワクワクしながらも何となくぎこちない違和感…その理由には納得出来るものの結末がやはり…

  • 修一郎 さん

    昔,児童向け版かなんかで読んだことあるかなと思っていたら,初読だった(・・;) …複雑な事件を精緻な論理を駆使して推理していくところが真骨頂。頭の中でピースをはめる音がぱちっとしそうな推理パズルは爽快感をも伴う。色あせない名作を堪能しました。レーン氏は犯人が分かったにもかかわらず苦悩し,スカッとした解決とはならないが,この姿が共感を呼び日本では人気がある原因だったりするのだろう。時代背景もあるし,好みの問題なのだろうけど,犯人像や家族背景がちょっと…という思いがあるので,自分はややXのほうが好き。

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エラリー・クイーン

1905年ニューヨーク生まれ。同い年のいとこ、フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの共同のペンネーム。「エラリー・クイーン」のシリーズや、バーナビー・ロス名で書いた『Xの悲劇』『Yの悲劇』などが有名

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