エラリー・クイーン

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Yの悲劇 創元推理文庫

エラリー・クイーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488104023
ISBN 10 : 4488104029
フォーマット
出版社
発行年月
1986年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
15cm,430p

ユーザーレビュー

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大富豪ヨーク・ハッタ―の死体がニューヨー...

投稿日:2019/01/08 (火)

大富豪ヨーク・ハッタ―の死体がニューヨークの港に浮かぶ。それを皮切りに、ハッター家では、毒殺未遂、さらにマンドリンによる撲殺事件が続けて起る… エラリー・クイーンの代表作の一つ。常に海外ミステリーのオールタイムベストで常にベスト3に入るほどの人気作だが、今ではクイーンファンの中での評価は今一つ。まがまがしい雰囲気、意外な犯人、緻密な構成が本作の魅力だが、あまりの知名度の高さと時代の流れ故に、犯人に意外性が感じられなくなったこと、リアル指向といったものが強くなったからだろう。しかし、これほど緻密な構成を持つミステリは多くはないし、ちょっと違った意味で“意外な犯人”であるし、恐るべき“犯人”とも言える。

ねも さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • aquamarine さん

    学生時代以来の再読です。創元の字の小ささがこのシリーズを一気に再読できない大きな一つの理由ですが、読み始めると、犯人となぜそうだったのかという大まかなところは覚えていたのでするすると一気に読み進められました。再読になるとたくさんの引っ掛かる点が用意されているのがわかります。レーンの行動も痛々しいです。犯人の末路に関しては全く憶えていなかったので結末に愕然としました。読後感はともかくとして、いろいろな意味でこの作品が年を経ても評価されるのは納得です。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    有栖川有栖氏の作品でちょっと紹介されていましたが長い間、「メジャーだから」という捻くれた理由で読まなかった作品を遂に読みました。高圧的で支配的な老婆がマンドリンによって殺害された。それを眼前で知ったのは聾唖で全盲の老婆の連れ子。容疑者は老婆の血を引いた精神的に粗暴、淫蕩などの性質を持つ子供たち。「なぜ、凶器にマンドリンが使われたのか」というのが解けた時は衝撃的でした。最後の問いかけに対するドリール・レーンの沈黙にぞっとしました。そしてこの作品で横溝氏の某作品や小栗虫太郎を思い出します。

  • GaGa さん

    三十年ぶりぐらいの再読。古本屋で衝動買い。初めて読んだときは講談社文庫だったので翻訳者は違う(と思う)少し文体が固く感じた。しかし内容は割と荒っぽいエラリー・クィーンの作品にしては非常に描写が丁寧で古典的名作の称号は相応しい。まあ、このシリーズは「X」「Z」「最後の悲劇」はさしたる出来ではないので、興味を持たれた方はこれだけ読んでおけばいいかと。

  • ピッポ さん

    【再読】久しぶりの再読。「悲劇四部作」の二作目にして、各種ベストテンで常に上位に輝く傑作です。クイーンには珍しい「館」ものでもあります。犯人を特定する手がかりの巧みな提示、見事な推理、論理の鮮やかさ、どれも一級品です。真相や犯人は意外であるものの、決して唐突ではなく、読者に対して非常にフェア。提示される証拠を基にじっくり考えれば真相にたどり着けるであろう絶妙なさじ加減がクイーンらしい。個人的にはXの方が好きですが、作品の持つテーマの深さも印象的な作品です。

  • がたやぴん さん

    よーし!今回は、レーンと同じタイミング、同じような推理展開で看破。ほんとにフェアに情報が出ている。さすがに、アレがアソコにあるとは思わなかったけど。レーンの説明が長く感じる人が多いかも知れないが、単純な回答には検算は不可欠。別角度からの検証がないと不安であり、必要な下りだ。動機は、まぁ、さておき・・・って感じ。ただし、血脈に潜む謎が個人的には残り、爽快感が薄い。前作、Xの悲劇のほうが好きかも。

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エラリー・クイーン

1905年ニューヨーク生まれ。同い年のいとこ、フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの共同のペンネーム。「エラリー・クイーン」のシリーズや、バーナビー・ロス名で書いた『Xの悲劇』『Yの悲劇』などが有名

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