エラリー・クイーン

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エジプト十字架の謎 創元推理文庫

エラリー・クイーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488104405
ISBN 10 : 4488104401
フォーマット
出版社
発行年月
2016年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
504p;15

内容詳細

クリスマスの早朝、ウェストヴァージニアの小村の丁字路で、T字形の道標にはりつけられた男の首なし死体。この怪奇な事件は半年後、第二の首なし死体の出現をもって、全米を震撼させる一大事へと発展する! 「T」の意匠に彩られた連続殺人に相対するは、青年作家エラリー・クイーン。推理の連打と壮絶な追跡劇の果てに、名探偵が神域の論理により看破する驚愕の真相とは? 国名シリーズに堂々屹立する、本格ミステリの金字塔。


【著者紹介】
中村有希 : 1968年生まれ。1990年東京外国語大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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「国名シリーズ」第5作。最初に読んだとき...

投稿日:2019/01/07 (月)

「国名シリーズ」第5作。最初に読んだとき、かなり真相に迫れた作品なので強く記憶に残っている作品。 クリスマスの朝、T字路のT字型の道標に、首を切られT字型に吊るされた死体が発見された。エラリーは捜査に乗り出すものの暗礁に。それから半年後、T字型の殺人死体が、次々に発見される。エラリーはいぜんとして犯人を指摘することができないものの、第4の殺人事件が起きると… 本作では舞台がニューヨークを離れ、クイーン警視もほとんど登場しないので、これまでの国名シリーズとかなりイメージが変わる。 本作を国名シリーズ中最高傑作とする人もいるほどの傑作。

ねも さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 中原れい さん

    ああ〜面白かった!!3回目でも真っ先にこの感想が出てくる。ド素人にこれをさせるんだから名作です。薬瓶のシーンとか兄弟対面のシーンとかの印象的な部分だけでなく細かなところまで際立っている新訳が嬉しい。(昔のものは外国の一族同士の争いのすさまじさだけが強調されてた印象}どうやら笑わせポイントとみられるシーンまでよくわかって嬉しい限り。追跡劇での田舎でも任せろとデューセイ整備してくれる業者の存在とか飛行機とか、アメリカの技術力とその方向よとも。時代的に犯人を一言で片づけるのも、謎解きメインなら有りと思うのです。

  • yucchi さん

    創元旧訳、角川新訳ときて3回目。解説にもあるが1932年は『Xの悲劇』『Yの悲劇』『ギリシャ棺の謎』今作が発表された、まさにミステリ史に残る当たり年。いつもは頭脳派のエラリーだが、今作は車で飛行機であちこち移動しアクティブな一面もあり。パパの出番が少ないが、代わりにヤードリー教授が活躍する。数々の作家をトリコにしたのも納得の作品。

  • Kiyoshi Utsugi さん

    「ギリシャ棺の謎」と共に、国名シリーズの最高傑作と言われるもの。 事件が起きたのがニューヨークではないため、父親のリチャード・クイーン警視はほとんど登場することなく、息子のエラリー・クイーンの独壇場となります。 その代わりというわけではないのですが、エラリー・クイーンの大学時代の恩師であるヤードリー教授がワトソン役で登場します。 T字路にあるT字形の道標に、首を切断されたT字形の死体が磔にされるという凶悪犯罪から始まります。 犯人はヤードリー教授だとずっと思ってました。😅

  • まなつ さん

    クリスマスの寒村で起きた、T字路にあるT字形の道標に、首を切断されたT字形の死体がはりつけにされる酸鼻な殺人。“国名シリーズ”第五弾!読者への挑戦状を受けて、よーく考えてみたんだけど全く分かりませんでした😅第2の殺人から一気に登場人物が増えて、みんながみんな妙に怪しく、都合のいい嘘を並べるものだから、ヴォーン警視じゃなくても翻弄される。頼みの名探偵エラリーもTに惑わされて途中まで形無し‥。後半のド派手な追跡劇は手に汗握る面白さ!何故惨殺死体に顔がないのか?シンプルに考えれば、もしかしたら分かったのかも。

  • もち さん

    「二連発銃でとどめをささないと――論理と常識という弾で」◆丁字路に立つT形の標識に、磔られた首無し死体。その現場の何もかもが、狂気を指し示していた。続いて起きる「T」殺人。終わらない血の復讐劇は、わずかな手掛かりを元に姿を変えていく――■シリーズ第5作。矛盾と不整合だらけの事件だが、解明の第一歩となる推理は実にシンプル。だからこそこの上なく美しい。クライマックスの追跡劇は緊張感抜群。1932年に捻り出された、推理小説のマスターピース。

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エラリー・クイーン

1905年ニューヨーク生まれ。同い年のいとこ、フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの共同のペンネーム。「エラリー・クイーン」のシリーズや、バーナビー・ロス名で書いた『Xの悲劇』『Yの悲劇』などが有名

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