腸と脳 体内の会話はいかにあなたの気分や選択や健康を左右するか

エムラン・メイヤー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784314011570
ISBN 10 : 4314011572
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
327p;20

内容詳細

腸と脳のつながりを研究し続けてきた第一人者が、腸と腸内の微生物と脳が交わす緊密な情報のやりとりが心身に及ぼす影響や、腸内環境の異変と疾病の関係などについての最新知見をわかりやすく解説する。健康のための食事や生活についての実用的アドバイスも必読。

目次 : 第1部 身体というスーパーコンピューター(リアルな心身の結びつき/ 心と腸のコミュニケーション/ 脳に話しかける腸 ほか)/ 第2部 直感と内臓感覚(不健康な記憶/ 情動の新たな理解/ 直感的な判断)/ 第3部 脳腸相関の健康のために(食の役割/ 猛威を振るうアメリカ的日常食/ 健康を取り戻すために)

【著者紹介】
エムラン・メイヤー : ドイツ生まれの胃腸病学者。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)教授。脳と身体の相互作用、特に脳と腸のつながりを40年にわたって研究し続け、ストレスとレジリエンス(回復力)を神経生物学的に研究するUCLAの付属機関、CNSRのディレクター、および潰瘍研究教育センター(CURE)の共同ディレクターを務める。脳と腸のつながり及び慢性的腹痛研究の第一人者として知られ、その研究は四半世紀にわたって米国国立保健研究所(NIH)の支援を受けている

高橋洋 : 翻訳家。同志社大学文学部文化学科卒(哲学及び倫理学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • booklight さん

    ワインを買う時、我々は何で判断するか?情報か、実際に感じた味や香りか、ワインにまつわる良い記憶か。良い記憶は、かつて体験した内臓感覚も含まれる。それらが意識に上がらず感覚だけだと「直観」や「気分」になる。内臓は、人の健康や気分に影響を与える。内臓は腸内細菌と一体。直観・気分が過去の記憶に基づくなら、経験と腸内細菌は、直観・気分を左右する重要な要素となる。脳内モジュールのことも考えれば、気分や直観は現実を反映しているというより、脳のクセと経験と腸内細菌による部分が多い。そう考えると、気分から解放される、か。

  • やいっち さん

    今、腸(体に関わる細菌)のみならず、AIや宇宙観も含め、大変貌を遂げつつあることは、本ブログでもメモってきた。「腸や腸内微生物は、身体はもちろん心の影響にさえ、非常に大きな影響を及ぼすことがわかってきた」のだ。  例えば、「人間自身が持つ遺伝子の数は、およそ二万二〇〇〇だが、この数は人体の内部や表面に存在する遺伝子の総数の一パーセント相当にすぎず、残りの九九パーセントはマイクロバイオータが保有する」。

  • HMax さん

    心と腸のコミュニケーション、これまで何となく感じていたことの多くが説明され、腑に落ちた。著者が治療した経験に基づく実例が豊富で難しい内容も非常に分かりやすく、やっぱり一汁三菜、肉少な目、皆で楽しい食事を心がけます。驚くような事実が多く読むのに時間がかかりました。ストレス下にある母親から生まれた子供はストレスに対応した脳にプログラムされエピジェネティクスでその子供にまで遺伝する。更に腸内細菌もそれに合わせて構成され、腸から脳へストレスシグナルを発信、悪循環が繰り返される。

  • アキ さん

    西洋医学は臓器別である。科学が分類を推し進めた。人体は1つの宇宙である。消化器系と神経系の組織に「脳腸相関」という概念が提唱され、5000万以上の神経細胞をもつ腸は「第2の脳」と呼ばれる。腸内のマイクロバイオームには100兆を超える微生物が存在し「人体は微生物の乗り物にすぎないのか?」と哲学的な問いに至る。人間はヒトの構成要素と微生物の構成要素から成る超個体であり、「脳―腸―マイクバイオーム」相関の崩れが病気を生む。腸脳相関の健康を保つためには、食生活を見直すべき。古来からの日本の発酵食品のよさを感じる。

  • りょうみや さん

    腸本連読4冊目。タイトル通り腸内細菌だけでなく、脳と腸と腸内細菌の3者の繋がりを解説している。他の腸本とは大きく違う。腸内細菌と人の思考や情動は相互に深く結びついていることがわかる。専門用語が多く読みやすくはない。健康のためにできることとして腸内細菌が喜ぶ食事をするだけでなく、マインドフルネスで自分の情動を見つめることも推奨しているあたりが違う。

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エムラン・メイヤー

ドイツ生まれの胃腸病学者。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)教授。脳と身体の相互作用、特に脳と腸のつながりを40年にわたって研究し続け、ストレスとレジリエンス(回復力)を神経生物学的に研究するUCLAの付属機関、CNSRのディレクター、および潰瘍研究教育センター(CURE)の共同ディレクタ

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