Books

宙の復讐者

エミリー・テッシュ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152104489
ISBN 10 : 4152104481
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
金子浩 ,  

Content Description

人類最後の生き残り〈ガイア・ステーション〉の子として、キアは日々厳しい戦闘訓練を続けてきた。胸に抱くのは、地球を滅亡させた異星人とその時空を操る装置への復讐のみ。だが、ガイア司令部の嘘を知って、彼女は旅立った‥‥地球が滅亡しなかった世界に!

【著者紹介】
金子浩 : 1958年生、早稲田大学政治経済学部中退、翻訳家

エミリー・テッシュ : ロンドン出身。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで学び、シカゴ大学で人文学の修士号を取得。ラテン語とギリシャ語の教師として働きながら、作家デビューをはたす。デビュー作はファンタジイ〈グリーンホロウ〉ノヴェラ2部作で、第1作Silver in the Woodは2020年に世界幻想文学大賞を受賞。2021年にアスタウンディング新人賞を受賞。第一長篇となる3作目の本書『宙の復讐者』で2024年にヒューゴー賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • パトラッシュ

    スペースオペラと時間SFとディストピア物を結びつける離れ業をやってのけた。宇宙人に滅ぼされた人類の生き残りが、復讐だけを念じて牙を研ぐステーションという設定が素晴らしい。兵士たる未来を疑わず訓練に励んでいた少女キア の姿は、共産主義国の秘密工作員養成のための洗脳教育を思わせる。しかし信じていた体制の裏にひそむ欺瞞を知って真実を求めて脱出し、人類滅亡の歴史改変にかかわって政治小説的ラストへと展開していくのだ。猛烈な勢いで突進する後半はやや急ぎ過ぎだが、権威主義政治が復活しつつある現代への作者の危惧の表れか。

  • ヘラジカ

    古典的な宇宙SFのようでありながら、アトウッドを髣髴とさせるディストピア小説でもあり、王道のエンターテイメントのなかにも先鋭的なテーマがぎっしりと詰まっている。第三部まではあまりの平凡さにやや不安になったが、二転三転して迎える第四部、第五部に至っては爆発的に面白く、流石はヒューゴー賞受賞作といたく感心した。デビュー作ということもあってか、どうしてもシェイプアップが足りないような印象も受けたが、人間と同じく贅肉は必ずしも悪いものとは言えない。あそこまでの肥大化があってこその第五部なのだ。文句なしの快作。

  • ぽてち

    著者の第一長篇にして、ヒューゴー賞長篇部門を受賞した作品だ。銀河系に進出した人類は、異星種族連合体〈マジョダ〉と出会う。だが、彼らの超AI〈ウィズダム〉により危険と判断されたせいで、地球は140億の人々と共に破壊されてしまう。わずかに残った人類は〈ガイア・ステーション〉を拠点にして軍事訓練を続けていたが……。主人公となる女性兵士キアの目線から描かれる物語は二転三転し、複雑な世界の構造が明らかになっていく。その過程で人間として大きく成長していくキアが素晴らしい。大興奮の1冊。

  • とも

    地球の140億人が滅ぼされ生き残った人々、そして・・真の世界を知る系のお話し。ディストピア、シスターフッド、AI、ミリタリー、ループ、いろんな要素がてんこもり。LGBTQ+要素強めでノイズに感じる、がこのへんは作者の主張で外せないポイントなんだろうな。全体的にはスペオペ版「同志少女よ、敵を撃て」といった印象。 テーマと対象読者を考えると表紙とタイトルは変えたほうがいいような。

  • 本の蟲

    異星種族連合マジョダにより、地球が滅ぼされて数十年。復讐を誓う人類の生き残り、軍事独裁政権《ガイア・ステーション》の訓練生キアは、配属を巡るトラブルから地球難民が暮らす惑星クリソテミスを目指す。外部に出て初めて知るガイアの欺瞞と隠された歴史。しかし「マジョダにより人類が滅ぼされた」事は真実だった。戦争のきっかけ。時空を操る超AIの争奪戦で物語は加速するが…。報復の是非や世界線移動は好みのテーマだが、他にも国家による洗脳、性的マイノリティ問題等色々詰め込み過ぎ。とっ散らかった印象であまり話に入り込めなかった

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items