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ISBN 10 : 4622098350
Content Description
著者エミリオ・セグレ(1905-1989)は、イタリア出身の原子核・素粒子物理学者。1928年ローマ大学で学位を取り、ローマ大学助教授、バレルモ大学教授を経て、1938年に渡米後はカリフォルニア大学にあった。1934年ころにはフェルミとともに中性子反応の先駆的研究を行ない、渡米後には原子核・素粒子論物理学にすぐれた業績をあげた。数々の超ウラン元素の発見、反陽子の発見などは特に著名である。後者に関し、1959年チェンバレンとともにノーベル物理学賞を受けている。この間、1943-46年にはロス・アラモスで原爆製造計画に参画した。
著書には、自らの師であり、友人でもあったフェルミの全生涯を克明に描いた『エンリコ・フェルミ伝』がある。また20世紀物理学の革命を、自らが際会した多くの物理学者とさまぎまな出来事を通して《印象派風に》描いた前者『X線からクォークまで』は大きな反響を呼んだ。
その姉妹篇ともいうべき本書は、時代をさかのぼり、古典物理学の形成の歩みを辿った年代記であり《物理学者列伝》である。落下法則を確立したガリレオ、ニュートンから、電磁気学を建設したファラデー、マクスウェル、電磁波を発見したヘルツを経て、統計力学を開拓したボルツマン、ギブズまで、近代物理学の父祖たちの姿がここにあざやかに甦る。
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