エマニュエル・トッド

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自由貿易という幻想 リストとケインズから「保護貿易」を再考する

エマニュエル・トッド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784894348288
ISBN 10 : 4894348284
フォーマット
出版社
発行年月
2011年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,267p

内容詳細

TPP参加による貿易の自由化は、デフレをいっそう悪化させる。リスト、ケインズが構想した「保護貿易」とは何であったか。「自由貿易」と「保護貿易」の誤った常識を正し、経済危機脱却への真の道筋を説く。

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読書メーターレビュー

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  • さきん さん

    保護貿易と自由貿易の何が大事で何が悪いか様々な論者が解説。そして、経済だけでは計りきれない功罪があり、TPPについて特に触れている。グローバル化や自由貿易協定の前に、それに耐えうる強靭な社会を作り上げなければならないと痛感した。

  • 好奇心の横断歩道を渡る! さん

    すごい。絶対もう一度読み直すことにする。他では滅多に読めない着眼点が多い。章ごとに違う人が書いてるから、たまに一貫性がなかったり。7,8章が特にすごいかな。///主流派経済学の学派が、ことごとく自由貿易狂なのは、アダム・スミスの頃から、「政治的に世界が統一されていて、不確実な社会変化(戦争とか災害とか技術革新の地域的な偏りとか)が起こりえない」という前提を持っていたから。グローバリズムと新自由主義の相性が良いのではない。新自由主義は最初から、政治的に均一になった世界を前提条件にしたイデオロギーだった。

  • スーさん さん

    フランスの人類学者であるエマニュエル・トッドを代表とした、国内外の識者らによる反TPP・反自由貿易の論集である。TPP問題から、より大きな「自由貿易」そのものの問題を論じる。その問題とは、「自由貿易が世界的なデフレ圧力になっている」というものである。これは、「安価な輸入品で物価が下落してもそれは相対価格であり、一般物価には影響を与えない」とする、既存の経済学そのものに対しての挑戦でもある。その当然の帰結として、本書は「保護貿易」の再考を読者に促す。「自由貿易・保護貿易」再考の、知的営みの足がかり的一冊だ。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    利用率3%の図書館から借りた。そもそも自給率100%以上ないと、余剰がないので、取引する意味がないのではないかと思う。日本は100%を大きく下回るのに、さらに自由貿易、無関税の道を選べば、自分たちの生産力が漸減するのは見えている。既に貿易赤字であることも大きいが、さらに赤字を増やすことになってしまいかねない。TPPの本質は、日米の全面的貿易戦争(関曠野209ページ)とのこと。日米安保、米軍基地が絡んでくる、政治経済問題である。アメリカは訴訟して勝利し、賠償金で儲けようとも画策しているだから、反対か慎重に。

  • 好奇心の横断歩道を渡る! さん

    7章と8章が特に良い。/市場はそれを支える制度に自身の性質を依存していて、政治なしには成立しえない。/政治的な事由が意味あるものになるためには、多元的な価値観を持つ多様な社会の存在が前提であり、保守主義は多様な社会を維持するためにもつかわれる。多様性を破壊し、金銭的価値を唯一の価値観とする自由貿易の推進は、反自由主義的。

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