エマニュエル・ジョゼフ・シエイエス

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第三身分とは何か 岩波文庫

エマニュエル・ジョゼフ・シエイエス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003400616
ISBN 10 : 4003400615
フォーマット
出版社
発行年月
2011年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
257p;15

内容詳細

「第三身分とは何か?全てである!」1789年、フランス革命前夜に、身分特権を痛烈に批判、国制改革の筋道を提示し、歴史を動かした不朽のパンフレット。激動の時代に自由・平等を求め、国民主権、代議制、憲法制定権力等、近代憲法の基本原理を理論化した。

目次 : 第1章 第三身分は一個の完全な国民である/ 第2章 第三身分は、これまで何であったか。無であった/ 第3章 第三身分は何を要求しているのか。何がしかのものになることを/ 第4章 政府が試みたこと、および第三身分のために特権者が提案していること/ 第5章 何をなすべきであったか、この点についての諸原理/ 第6章 残された課題。いくつかの原理についての補論

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    いきなり最初に三つの問いを発しています。その一つがこの本の題名となっているのですが。佐藤さんのフランス革命の小説を文庫で読んでいるのですが、その基礎文献として読んでみました。扇情的でありながら非常に理論的に説明されていてわかりやすいと感じました。当時かなりの市民が読んだのでしょうね。

  • 1.3manen さん

    モラルとは、「個人の利益および、共通のないし社会の利益に従って人々を相互に結ぶあらゆる関係を規制すべきものである」(p.100)。自由や平等を志向し、国民とは、「共通の(傍点) 法律の下で生活し、同じ 立法府(傍点)によって代表される等の条件を満たす人々の団体」(p.18)というので、日本人も民主主義の原点を思い出し、為政者との齟齬を埋めるなり、批判するなりしていかないと、と思った。

  • Hiroshi さん

    フランスのブルボン朝は財政危機に陥り、三部会を開くことが決まった。そのため言論の自由が許され、多くのパンフレットが出版された。その中の1つだが、中に書かれた通りにことが進み憲法が公布されたのだから世界を動かした1冊である。特に制憲権(憲法制定権)が出てきてびっくりした。憲法の基本書には制憲権のところにシェイエスが出てくる。法律は国会が立法権を持つ。憲法は憲法制定会議が制憲権を持つ。憲法改正は制度化された制憲権だ。この考えを生み出したのはシェイエス1人だ。この本出版で三部会のパリの第三身分代表に選出された。

  • Haruka Fukuhara さん

    翻訳作業に多少なりとも関わった(はずの)身としてはこうして形になっているのは嬉しいが、ざっと見たところ特に謝辞なども見当たらず完成したことを図書館の棚において知るというのは少し残念な気もしてしまう。今思い返しても豪華な演習だった。

  • ガリポリ さん

    歴史を動かした本の一冊。 そして本書が提示した憲法制定権力という考え方によって初めて社会契約説に基づく議会制民主主義が実行可能になったという点でも思想史的にも極めて重要な本 ルソーが社会契約説で似た主張していたし、彼も憲法制定権力の無限界論を主張しているが、国民は誤らないというドグマに関しては、ケルゼンが民主主義の本質と価値において 「国民が超自然的に真理を知る能力を獲得したと考えるのは君主神寵論と同列の臆説である」 と批判した方が説得力があるように感じる

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