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B: 鉛筆と私の500日

エドワード・ケアリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488011253
ISBN 10 : 448801125X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

コロナのパンデミックで隔離生活を強いられた一年余り。画家にして作家エドワード・ケアリーは毎日一枚の絵を描き、ツイッターに投稿していった。偉大な作家や芸術家、歴史上の人物、小説の登場人物、さらに人間だけではなく、動物や鳥、植物や建物、風景に至るまで描きに描いた500もの絵と、それにまつわる36のエッセイを本書に収録。ケアリーらしさ満載のイラスト集としても、時代を切り取るエッセイ集としても楽しめる一冊。

【著者紹介】
エドワード・ケアリー : 1970年にイングランド東部のノーフォーク州で生まれる。イラストレーター、彫塑家としても国際的に活躍。現在はアメリカ合衆国テキサス州で妻と子供ふたりと暮らしている。妻はアメリカの作家エリザベス・マクラッケン

古屋美登里 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • つちのこ

    これは手元に置きたい一冊。図書館で借りたことを後悔している。コロナ禍で自宅にこもる500日間に毎日一枚づつ書き続けた鉛筆画とエッセイが綴られているが、そのクオリティの高さはさすが。鉛筆は日本製のトンボ鉛筆Bをこよなく愛し、使い勝手を絶賛。宮崎駿や葛飾北斎の画も収録されており、同じ日本人として嬉しい。1日目に描かれ、何度も登場する「決然とした青年」の画は、パンデミックの苦しい日々から解放に向かう変化を表現しており、500日目の最後の一枚は清々しく、著者自身を投影した心理状態を同時に表しているようにも思えた。

  • tom

    読友さんに教えてもらった本。絵を描くことができるのは、幸せなことなのだろうなと、見ながら読みながら思う。トランプやらペンスやらまで登場して、これは邪魔だったのだけど(著者なりの理由はある)、エミリー・ディキンソンやディケンズの顔、著者自身や家族・親族の顔、幻想の世界の生き物のよろしいこと、これを見ながら、絵を描くことができたらと、ちょっとだけ思ったのでした。著者が使うのはトンボのBの鉛筆(とても使い心地がいいらしい)とブリストル紙(べラム面)。これを使ったら、私にも絵が描けるか?無理だよね(笑)

  • ベル@bell-zou

    パンデミック始まりからの一日一枚のスケッチとトンボ鉛筆Bと大黒椋鳥擬への愛にあふれるエドワード・ケアリーのエッセイ。心穏やかでない夜でもこの本を眺めるだけでクスッと脱力してしまう。精緻かつ超絶技巧の鉛筆画は時にユーモラスでどれも味わい深い。特に動物たちの絵にはケアリーの愛を感じ心和む。ただ何故か人物画にそこまでの熱量を感じないのもケアリーらしい。79日目のトランプとか本当ひど…笑。“決然とした青年”十変化どんどん崩壊して怖かったけれどパンデミックの落ち着きと共に最後は元通りになりホッ。また眺めよう。

  • アカツキ

    コロナで家籠り中にSNSで毎日アップしていた絵500点とそれにまつわるエッセイを収録。絵は歴史上の人物、有名人、物語の登場人物、動植物など様々。人物画は最初からよく似ているけれど、枚数を重ねるうちにパーツのバランスがとれるようになって更に上手くなっている。毎日の積み重ねって大事なんだな。235日目のブラム・ストーカーと守護霊のような串刺し公ヴラドの絵が好き。ヴラド公、めっちゃ微笑んでる。279日目のドアのにおい嗅ぎサンタって何?!意味不明過ぎて笑っちゃった。

  • ROOM 237

    コロナ禍で簡単に人と会えず交流を絶たれ、毎日肖像画を描き続ける事を己に科したケアリーさんの葛藤が詰まった一冊。継続について考える、いくら好きな事でもたまにはサボりたいし壁にぶつかるもんね、わかる。続けるぞ立ち向かうぞと決めたら、全力でなくても小さくふわふわっと進めれば良いじゃん?って選択も継続してきたからこそ強くなった証拠だと私は思う。タイトル「B」の由来に込められた想いにキューン♡日本人なら誰もが誇らしく感謝したくなるはず、嬉しいなァ。マイベスト肖像画はファニーなギレルモ監督♡

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