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ロ-マ帝国衰亡史 10

エドワード・ギボン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480082701
ISBN 10 : 4480082700
Format
Books
Publisher
Release Date
September/1996
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • アミアンの和約

    ついにメフメト2世によりコンスタンティノープルは陥落。コンスタンティヌス1世から数えて1千余年、最後もコンスタンティヌスで終わるとは皮肉なものである。これだけの大著を書いたギボンの労苦もそうだが、訳者のそれも同じくらい忍ばれる。特に本シリーズは中野好夫氏から始まり、中野氏が亡くなると朱牟田夏雄氏が引き継ぎ、朱牟田氏も亡くなると、中野好夫氏の長男である中野好之氏が完成させた。3代に渡る訳者リレーには、色々な物語があったろう。そこに思いをはせるのもまた一興ではなかろうか。あとがきも含めて是非読んで欲しい。

  • 刳森伸一

    最終巻は、東ローマ帝国滅亡の遠因となったモンゴル人の覇業に始まりオスマン・トルコの歴史、そしてコンスタンティノープル陥落を描き、さらには12世紀から15世紀までのローマ(都市としてのローマ)の状況を確認し、結語となる。ギボン自身はローマ滅亡の要因を一つに定めておらず、複合的なものとみている。そしてその複雑さを、この膨大な『ローマ帝国衰亡史』で情熱を持って描いたのだと思う。長かったが読んで良かった。

  • かわかみ

    チンギスハーンの征服と並行して、オスマントルコが興隆した。ティムール率いるモンゴルはペルシャ、インド、ロシア、シリアなどを征服し、トルコも屈服させたがティムールの死とともに彼の帝国は解体に向かう。オスマン帝国が復活した頃、火薬が発明された。メフメット二世のトルコが1453年にコンスタンティノープルを陥落し、ビザンチン帝国は滅亡した。西欧諸国には十字軍の熱情は失せており、これを傍観した。総括として、ギボンはローマ帝国衰亡の主要な原因を4つ挙げるが、その最大はローマ市民自身の内部抗争だと指摘する。

  • Cinejazz

    ギボンがカピトリ−ノ神殿の廃墟の間に立った時、ローマ帝国衰亡史の著述の構想を最初に抱いたと言う。 「なぜ、ロ−マは滅びたか?」・・・権力者の怠慢と政治の腐敗、ローマ軍の弱体化、キリスト教の浸透、蛮族の侵入などの要因が複合し、人間の栄枯盛衰の定めと共に帝国が衰退していった。・・・これが読後に抱いたローマ帝国衰亡への想い。

  • Orange

    ようやくこの大作を完結まで読み終える。コンスタンティノポリス陥落でおわりかとおもったら、最後の三章は十二〜十五世紀のローマに割かれていた。やっぱ、最後はローマ抜きには終われなかったんだろーなー。この作品が書かれた十八世紀の(今の時代からからしたら)限られた史料で、よくもまぁこんなの書けたな、というとこも含めてギボンさんすごい。

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