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〈新訳〉フランス革命の省察 「保守主義の父」かく語りき

エドマンド・バーク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569774534
ISBN 10 : 4569774539
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
March/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フランス革命は、社会主義や今の日本の「改革」志向など、あらゆる革命の基本になった。だがその真実は何だったのか。「改革」の正体をあばく。フランス革命が進行するさなかに書かれた名著が蘇る。

【著者紹介】
佐藤健志 : 1966年(昭和41年)東京生まれ。評論家。東京大学教養学部卒業。1989年、戯曲『ブロークン・ジャパニーズ』で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞受賞。漫画原作も手がけたことがあり、インターFMの番組『サウンドトラックス・インターゾーン』では、台本・選曲・DJの三役を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 夜間飛行

    英国は二つの革命を経て王政を保った。フランス革命のような過去の全否定がいかに危険かを著者は力説する。ただ、王の世襲と国民の自由を同根と考えるなど、英国史に疎い私には判りかねる所もあった。また「身分や階層そのものをなくせるというのは大嘘で、下層の人々に虚しい期待を抱かせるだけ」という記述は、階層はあるが身分制の解消された現代からすると全面的には賛成しかねる。著者は後のデモやストライキについて何と言うだろう。疑問はあれど、民主主義や人権という慣れ親しんだ概念の大本に遡って考えるために、傾聴すべき所が多かった。

  • かわうそ

    人間1人のの理性など取るに足らないのだからそれだけに頼るのは破滅を産むということ。伝統を尊重しながらも理性を用いて思考することこそ大切なのだ。エドマンド・バークはあくまでも秩序の上に成り立つ自由は肯定するもののフランス革命のようななんでもありの自由は否定する。たしかに自国の国王をむごい殺し方をしながらも理想を高らかに歌う革命政府には恐怖すら感じる。革命はしようとするのもではなくてせざるを得ない状況になるまで煮詰まらせなければいけない。しかし、結局は革命思想なんぞは大概胡散臭い

  • ころこ

    保守からリベラルへの批判、または、イギリスからフランスへの嫌味として読めます。この手の議論は普遍的なのか進歩が無いのか、ネトウヨのブログと同じように読めます。革命による平民の台頭は、統治者を無責任にも引きずり下ろします。本書が先見的なのは、それを王にみているのではなく、オルテガの大衆社会論のように、貴族と聖職者に対する平民の態度変更としてみていることです。平民の信じていたことが無くなることに対する保守派の危惧がある一方で、現在でもリベラルが革命といった場合、暗にフランス革命を参照項にしていることでしょう。

  • Tenouji

    リベラルに対する保守主義の代表図書ということで読んでみたけど、残念ながら途中で挫折…過去の経験、英知に則り、熟考、熟議の上、改革を進めることが望ましい、というのはよくわかるのだけど、書きっぷりが批判的過ぎて、楽しくないっw。論点は非常に重要だけど、現代日本では内田樹氏の書籍で良いかな。

  • さきん

    フランス革命における大衆が主たる民主主義の危険性や革命によって生じる行き過ぎた野蛮行為を著者は批判していく。特に王と法との関係においてイギリスは、穏便に大衆にまるごと委ねることなく、王の権力も弱める程度に留めていることを強調する他、教会の保護を求めている。日本においては改革や既得権益の打破が訴えられているが、治安や経済などをもとに慎重な判断が求められる。私は大衆が政治に関わる以上、大衆の陥りやすい短所に大衆自身が気づき学んで、民主主義政治が目指す理想的な役割を民衆に果たしてほしいと願っている。

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