エドガー・アラン・ポー

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黒猫/モルグ街の殺人 光文社古典新訳文庫

エドガー・アラン・ポー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334751104
ISBN 10 : 4334751105
フォーマット
出版社
発行年月
2006年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,219p

内容詳細

推理小説が一般的になる半世紀も前に、不可能犯罪に挑戦する世界最初の探偵・デュパンを世に出した「モルグ街の殺人」。160年の時を経て、いまなお色褪せない映像的恐怖を描き出した「黒猫」。多才を謳われながら不遇のうちにその生涯を閉じた、ポーの魅力を堪能できる短編集。

【著者紹介】
エドガー・アラン・ポー : 1809‐1849。アメリカの作家、詩人。推理小説の祖とも言われる。計算された恐怖を創作する「理詰めの芸術派」。旅役者の両親に早く死なれ、27歳のとき13歳の従妹と結婚するが病気で先立たれ、職に恵まれず酒に溺れる。断酒会に参加したものの40歳で死去

小川高義 : 1956年生まれ。横浜市立大学準教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • aquamarine さん

    あまりにも有名な「黒猫」。もちろん読んでいますし内容もしっかり覚えていました。でも今回読むと情景がすごくリアルに浮かんできました。とても読みやすい新訳だと思います。訳者のあとがきで触れられた篁村訳や内田魯庵訳の「黒猫」との違いも興味深いです。お好きな方はこの21世紀の一匹目の黒猫も是非。「モルグ街の殺人」も既読ですが楽しめました。他の短編は黒猫とテイストが似ているものが多いです。「早すぎた埋葬」「ウィリアム・ウィルソン」が印象的でした。でも好きなのは意外と「アモンティリャードの樽」かも。

  • そうたそ さん

    ★★★☆☆ ポーの作品八篇を収録した短編集。流石にこのレーベルは読みやすい。新潮文庫版と比べてみても読みやすさを感じる。何と言ってもやはり「黒猫」はすごい。ラスト数行での怒涛の描写は圧巻。やっぱりポーはSfでもミステリでもなく怪奇小説だよなあと思ってしまう。推理小説の元祖としてあまりに有名な「モルグ街の殺人」も何度読んでも面白い。リアルタイムでこの作品に触れていたらどれほど衝撃を受けただろうか。他の収録作でいうと「早すぎた埋葬」も良かった。前半で語られる生き埋めのケースがラストで活きてくるのが巧妙。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    日常を過ごしている中で陥る罠と因果応報の結末の「黒猫」、世界初の密室を扱った探偵小説「モルグ街の殺人」など御馴染みのポー作品から始まる短編集。「告げ口心臓」、「黒猫」、「邪鬼」に共通するのはやり遂げた犯罪をある意味、「何か」に憑かれたように行うがその思い上がった「何か」によって白日に晒される不気味さが印象的でした。「早すぎた埋葬」は死に近い状況に直面したことにより、死に興味がなくなるのですが最後の一文に背筋がぞっとするしかないです。

  • minimu さん

    恐怖が描かれているがゆえ、短編で良かったと思う。すっと物語を覗き見、ぞわっとしたところで、また現実世界に戻って来られるからだ。私たちが生きる上で、意識的に無意識のなかに押し込めようとしている恐怖を、ポーは引っ張り出しわざわざ読者の前に晒してしまった。しかしそれは、この世界をよりよく生きるために必要なのだろう。「早すぎた埋葬」のラストにあるように、人間が恐怖のせいで生きることを阻まれてしまわぬように。

  • りょうけん さん

    <事> 実は知念実希人の『硝子の塔の殺人』を読んでいる最中に、この『モルグ街の殺人』が世界で初めての「推理小説」と云われていることを知って、それなら再読してみようか的な気分になった。『モルグ街の殺人』は1841年に発表された短編小説。作者はもちろんエドガー・アラン・ポー。ポーの作品としては『黒猫』の方が有名で代表作ともなっているらしい。だって我が住む町のTSKで借りた本の題名は『黒猫/モルグ街の殺人(その他短編)』だったのだから。

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