モルグ街の殺人 ポー傑作選 2 怪奇ミステリー編 角川文庫

エドガー・アラン・ポー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041092446
ISBN 10 : 4041092442
フォーマット
出版社
発行年月
2022年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
352p;15

内容詳細

本作がなければ、ホームズもポワロも金田一も生まれなかった―世界初の推理小説「モルグ街の殺人」。パリで起きた密室母娘惨殺事件の謎を名探偵デュパンが華麗に解き明かす。同じく初の暗号解読小説「黄金虫」や、最高傑作と名高い「盗まれた手紙」、死の直前に書かれた詩「アナベル・リー」など傑作を全11編収録。ポーの死の謎に迫る解説や用語集も。世紀の天才の推理と分析に圧倒される新訳!ミステリーの原点。

【著者紹介】
エドガー・アラン・ポー : 1809‐1849年。推理小説の創始者、ゴシックホラー小説やSF小説の先駆者とも言われるアメリカの小説家、詩人、雑誌編集者

河合祥一郎 : 1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教授。著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • れみ さん

    100分de名著“エドガー・アラン・ポースペシャル”のため「モルグ街の殺人」のみ読了。なんか…あまりにも意外な犯人(?)にびっくり。世界初の推理小説といわれている作品だそうで、ポーという作家は世界中の後の時代の作家に影響を与えた存在らしく、このそれほど長くないお話を読むなかで、自分のこれまでの読書体験のなかにも「あ…あの作家のaの作品」みたいなものを、推理小説でもそれ以外でもいくつも思い浮かべる瞬間があった。

  • カノコ さん

    世界初の推理小説と謳われる『モルグ街の殺人』をはじめ、ポーのミステリ代表作と詩を収録した作品集。モルグ街のみ既読だったが、やはりこれが有史初のミステリかと思うと面白い。最初の事件にしてはトリッキーすぎる。そして改めて読むと死体が中々に芸術的でとても良い。全編どことなく神経質で、強迫観念に駆られたような不安感のある作品が多い。特に殺人を犯した人間が耳にする音『告げ口心臓』、偏執狂の男とその従妹『ベレニス』がとても好き。自分は正常だと宣う狂人を描くのがとても巧みだ。詩人でもあったポーは、文章も美しい。

  • しゃお さん

    子供の頃に読んだ時の「モルグ街の殺人」は面白く思えたけど、大人になって読むとこれってバカミスなのって思えてしまったっけ(笑)。でも、また改めて読むと「盗まれた手紙」同様に思い込みの効果が描かれていて、ホームズの原型らしさを堪能しました。

  • ひろ さん

    ミステリの始祖として有名な「モルグ街の殺人」を含む作品集。探偵と語り手(主人公)のバディ設定、探偵の非凡さを示す導入、不可解な密室の解体方法、無能な警察への言及など。現代のミステリが持つ要素が、すでにここで確立しているのは感慨深い。一度読んだら忘れられない真相には、思わず笑みが漏れてしまう。初の暗号ミステリ「黄金虫」は、まさかこんな設定とは知らなかった。冒険譚風味で奥底の少年心をくすぐられる。ゴシックホラー要素のある短編も好み。読む前は古典に対する心持ちだったが、新訳もよいのかただただ面白かった。

  • みや さん

    11作収録。念願の『モルグ街の殺人』と『黄金虫』を読めて感無量。『モルグ街〜』の調査や推理披露パートの文章は正に「ミステリ小説」。原点でもはや完成されていたのか。ミステリ小説界で初めての被害者が、煙突に頭を下にして詰め込まれた女性なのはワクワクする。デュパンの続編『盗まれた手紙』もシンプルで面白かった。『黄金虫』が財宝を巡る暗号解読ミステリだったのは予想外で驚き。結末の衝撃が凄まじい『ベレニス』、怪奇風味の『楕円形の肖像画』も好き。詩『鐘の音』は女性アイドルの歌のようなキラキラな文で始まって度肝を抜いた。

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