エイブラハム フレクスナー

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「役に立たない」科学が役に立つ

エイブラハム フレクスナー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130633758
ISBN 10 : 4130633759
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「有用性」という言葉を捨てて、人間の精神を解放せよ。

目次 : 明日の世界(ロベルト・ダイクラーフ)/ 役に立たない知識の有用性(エイブラハム・フレクスナー)

【著者紹介】
初田哲男 : 1958年、大阪府生まれ。1986年、京都大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)。ワシントン大学物理学科アシスタントプロフェッサー、筑波大学物理学系助教授、京都大学大学院理学研究科助教授、東京大学大学院理学系研究科教授、理化学研究所主任研究員などを経て、現職は、理化学研究所数理創造プログラムディレクター、東京大学名誉教授。専門は理論物理学、とくに原子核や素粒子の理論。西宮湯川記念賞、仁科記念賞、文部科学大臣表彰(科学技術分野)、東レ科学技術賞、などを受賞

野中香方子 : お茶の水女子大学文教育学部卒業

西村美佐子 : お茶の水女子大学文教育学部卒業。翻訳協力多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • けんとまん1007

    そもそも、役に立つとは、どういうことなんだろう?時間が流れるとともに、状況も見えかたも変わりうる。それは、功罪含めて、多様な面がある。基礎研究や、人文・社会学系に関する分野は、人が人としての深みにつながるのだと考えている。借り物で済ませるのか、オリジナルを目指すのかの違い。精神と心の自由さがあってこそだと思う。

  • トムトム

    科学は長い目で見ないと。目先の利益を追求したって、たかがしれています。「なんの役に立つの?」と言われた電磁波から100年で、インターネットやスマホ、なくてはならないものになりました。ということを、半世紀前の有名な人が一生懸命熱く伝えているけれど、伝わらないものですね。

  • Fondsaule

    ★★★★☆ プリンストン高等研究所、現所長のロベルト・ダイクラーフによる「明日の世界」と、初代所長エイブラハム・フレクスナーの『「役に立たない」科学が役に立つ』という2つのエッセイ。 直接利益につながらない研究が軽視されることを憂い、電磁気や量子科学の実例を挙げ、制約を受けない研究の重要性を訴えている。

  • yyrn

    楽しく仕事をする上で、職場で良好な人間関係を構築することはかなり重要だが、最近の働き方改革やスマホのせいで、残業での無駄話も、昼休み中のダベりもなくなり、会社は自分の仕事をして帰るだけの場所になりつつある。コロナ禍でテレワークも進み、生産性は間違いなく向上するだろうが、反比例して人間関係はどんどん希薄になっていく。そんなことでいいのか?小説を読んで穴埋めするんじゃなくてリアルで解決した方が断然良いぞ。基礎研究の大切さもそういうことじゃないのか?と思いながら読んだ本。このトシにもなると既知の話多しw

  • izw

    原書名"The Usefulness of Useless Knowledge"は、プリンストン高等研究所を設立して初代所長となったフレクスナーが1993年に発表した、基礎研究の意義と重要さを主張したエッセイで、本書の後半に収録されている。前半は、2012年からプリンストン高等研究所の所長を務めるダイクラーフが、フレクスナーのエッセイを紹介するともに、現代の実例を挙げて、やはり基礎研究の重要さを紹介し、応用研究・すぐに成果を求める現在の風潮に警鐘を鳴らしている。翻訳された理化学研究所の方々に感謝したい。

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