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自由と進化--コンストラクタル法則による自然・社会・科学の階層制(仮)

エイドリアン・ベジャン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784314011969
ISBN 10 : 4314011963
Format
Books
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「生物・無生物を問わず、すべてはより良く流れるかたちに進化する」という新たな物理法則“コンストラクタル法則”を世に放った熱力学界の鬼才エイドリアン・ベジャンが、同法則の理論的根拠を解説しながら、物理学における自由と進化の概念を確立し、未来に資する科学のあり方を説く。瞠目の理論と迸る情熱が凝縮された珠玉の書。衝撃作『流れとかたち』『流れといのち』に続く三部作完結篇。

目次 : 自然と力/ 規模の経済/ 階層制/ 不平等/ 社会的構成とイノベーション/ 複雑性/ 学問分野/規律/ 多様性/ 進化/ 収穫逓減/ 科学と自由

【著者紹介】
エイドリアン・ベジャン : 1948年ルーマニア生まれ。デューク大学J.A.Jones特別教授(distinguished professor)。欧州アカデミー会員。マサチューセッツ工科大学にて博士号(工学)取得後、カリフォルニア大学バークレー校研究員、コロラド大学准教授を経て、1984年からデューク大学教授。30冊以上の書籍と650以上の論文を発表しており、スタンフォード大学のジョン・イオアニディスが作成した引用インパクトデータベースにおいて、最も引用されインパクトのある世界の科学者の上位0.01%(工学部門では世界トップ10)にランクされたことが2019年のPloS Biologyで発表されている。1999年にマックス・ヤコブ賞、2006年にルイコフメダルなど、受賞歴多数、11か国の大学から18の名誉博士号を授与されている。熱力学での業績と、科学と社会システム亥における自然のデザインと進化についてのコンストラクタル法則の提唱が認められ、2018年には米国版ノーベル賞とも言われるベンジャミン・フランクリン・メダル、2019年にフンボルト賞を受賞

柴田裕之撮影 : 1959年生まれ。翻訳家。早稲田大学理工学部、アーラム大学卒

木村繁男 : 1950年生まれ。公立小松大学副学長・大学院サステイナブルシステム科学研究科長、金沢大学名誉教授。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、一般企業勤務ののち、コロラド大学大学院工学研究科においてエイドリアン・ベジャンを指導教授として博士号取得(工学)。カリフォルニア大学ロサンゼルス校、通商産業省工業技術院を経て現職。専門は伝熱工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • りょうみや

    ベジャン氏のコンストラクタル本3部作3冊目。完結編になるらしい。前2作と重複は多いがそれでもワクワクしながら読める。「自由」を測定可能な物理の概念として捉えるところが凄い。変化できるポテンシャルということになるだろうか。自由がなければ変化=進化できないし生きていると言えない。階層制(不平等)やイノベーションも物理の観点から理解することができる。巨視的な、すなわち我々の生活目線の物理学でもまだ発展途上だということを実感できたシリーズだった。もっと深く理解しておきたい。

  • Haruki

    3部作の第3作では、コンストラクタル法則を俯瞰して構造の特徴を階層性として示すことを試みる。平面/立体の制約内での移動物体の法則による最適構造の形成(例:肺の酸素/二酸化炭素の出入りの気管の分岐)等、物理や生物に留まらず人間や社会でも同様の構造がみられることから、流れについてより流れ易く、アクセスしやすいよう"自由に進化"という表現になる。熱力学的には熱伝達にはエントロピー伝達が伴い、これが不可逆性の難易の尺度になる。階層性は最適量に対する移動の次元縮約の際に発現か。人は二足歩行前に水生を経た説は新鮮。

  • mft

    「流れとかたち」「流れといのち」とこの「自由と進化」で三部作だそうである。自由の価値に主張の力点があるのがこれまでの流れを中心とした語り口と違う点(いやそうでもないか)。少し前作から時間が空いたので、「流れとかたち」から味わい直すのも良いかもしれない

  • 好奇心の横断歩道を渡る!

    三部作の完結編らしい。面白かった。自由という言葉一つとっても、非常に抽象的な意味で使っている印象だった(リバタリアンの言う自由よりも、物理学でいう自由度に近いと思う。リベラリズムのいう自由とは違う。)。今まで見たことのない切り口が多かった。内容については態度保留。若干、感情的というか、思想色が強いのかな?三部作の一部と二部を読んで、そのあとで再読するかもしれない。

  • げんさん

    数式の出てくる本は難しい

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