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流れといのち--万物の進化を支配するコンストラクタル法則

エイドリアン・ベジャン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784314011679
ISBN 10 : 431401167X
Format
Books
Release Date
May/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「生命とは何か」という問いの根源を探究する著者の思考は、物理法則の第一原理“コンストラクタル法則”を武器に、富と資源の流れ、階層制の遍在性、テクノロジーやスポーツや都市の進化、政治や社会を支配する原理、時間や死の諸相までを見渡しながら、生命と進化にまったく新たな視座を与える。

目次 : 生命とは何か/ 全世界が望むもの/ 目的を持った動きとしての富/ テクノロジーの進化/ スポーツの進化/ 都市の進化/ 成長/ 政治、科学、デザイン変更/ 時間の矢/ 死とは何か/ 物理的現象としての生命と進化

【著者紹介】
エイドリアン・ベジャン : 1948年ルーマニア生まれ。デューク大学J.A.Jones特別教授(distinguished professor)。マサチューセッツ工科大学にて博士号(工学)取得後、カリフォルニア大学バークレー校研究員、コロラド大学准教授を経て、1984年からデューク大学教授。30冊の書物と650以上の論文を発表しており、「世界で最も論文が引用されている工学系の学者100名(故人を含む)」に入っている。1999年に米国機械学会と米国化学工学会が共同で授与する「マックス・ヤコブ賞」を受賞。2006年には熱物質移動国際センターが隔年で授与する「ルイコフメダル」を受賞。これらを二つとも受賞している研究者は少なく、いずれも熱工学の歴史に名を残した人物である。11か国の大学から18の名誉博士号を授与されている。2018年には米国版ノーベル賞とも言われているベンジャミン・フランクリン・メダルを受賞

柴田裕之撮影 : 1959年生まれ。翻訳家。早稲田大学理工学部、アーラム大学卒

木村繁男 : 1950年生まれ。公立小松大学教授(生産システム科学部・学部長)、金沢大学名誉教授。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、一般企業勤務ののち、コロラド大学大学院工学研究科においてエイドリアン・ベジャンを指導教授として博士号取得(工学)。カリフォルニア大学ロサンゼルス校、通商産業省工業技術院、金沢大学教授を経て現職。専門は伝熱工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やいっち

    著者は米国版ノーベル賞とも言われているベンジャミン・フランクリン・メダルを受賞した、なかなかの熱工学者。  動物が欠伸をする理由について、それは気持ちがいいからだが、ではなぜ気持ちがいいか、そのメカニズムをも彼のコンストラクタル法則で説明している。泳ぎや走ること、投手などでも、背の高いものが有利な理由もこの法則で説明できるという。水泳で伸びる余地があるのは、自由形だろうとも。

  • りょうみや

    ベジャン氏の3部作中2冊目。前著の「流れとかたち」と重複部分も多いが、タイトル通り生命や進化に重点を置いている。コンストラクタル法則は物質、生物、機械など時とともに変化していくもの全てに当てはまり、生命と進化も広い意味での物理現象だということが実感できる。また、生きることにおいて何が善となるのかの指針も与えてくれる。数式はだいぶ少なめだが物理の本なのでなかなかページは進まない。コンストラクタルは熱力学の拡張とも言えるものだが、久々に復習したくなってくる。

  • デビっちん

    『流れとかたち』の続編で、万物はより速くより多くを流れるように移動する「コンストラクタルの法則」を展開する内容でした。生物や地形、自然だけでなく、富やスポーツ、社会、政治、さらには時間など無生物であったり抽象的な概念にまで理論が適用されているのが衝撃です。自分の身近な環境で確認して納得できれば、未来予測が楽になるかもと感じました。

  • mft

    「流れとかたち」の続編、"The Physics of Life" の翻訳。みなさんご存じのコンストラクタル法則で多岐に渡る題材を説明していく、というスタイルなので前著を読んでいないと置いて行かれると思う。だいたい説得力あるように感じるんだけど、政治の説明が(The Physics of Life の感想でも書いたけど)きれい事すぎで腑に落ちない

  • とりもり

    前半は、ほぼ前作「流れとかたち」のダイジェスト。前作では丁寧に語られているコンストラクタル法則の導出過程が省略されているため、飛躍が多い印象で納得感が少ない。途中まであまり読む価値がないなと思っていたが、成長のS字カーブについて語る第7章あたりから印象が変わり始め、英語が国際語になった過程を説明する第9章、法則と理論の違い(法則は1つ、理論は多数)を説明する第11章などは非常に興味深かった。前書と本書の後半を一つにした完全版を作って欲しい。それなら★★★★★だが、本書単独では★★★☆☆かな。

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