エイドリアン・チャイコフスキー

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時の子供たち(仮)下 竹書房文庫

エイドリアン・チャイコフスキー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801927407
ISBN 10 : 4801927408
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ドクター・カーンが眠りについてから約2千年が過ぎた。宇宙広くに拠点を持っていた人類だったが戦争により文明は崩壊し、地球は死の星になっていた。発達した科学技術を誇った時代は古帝国と呼ばれて、なかば伝説として語られるのみ。辛くも難を逃れ生き残った人間たちは、宇宙船で交互に人工冬眠をしながら唯一の希望を目指していた。古帝国がおこなったと言われる、テラフォーミング計画の星を。目的の星に近づいた宇宙船は人工衛星からの救難信号をキャッチする。居住可能な惑星を眼前にして、人類の前に現われたのは―。一方、蜘蛛たちは遙か頭上で起きていることを知る由もなく、蟻との全面戦争へ突入しようとしていた。クラシックSFの面白さと、蜘蛛の文明の発展と共に冒険小説や軍事小説としての面白さも加わる傑作長篇。

【著者紹介】
エイドリアン・チャイコフスキー : 1972年、イングランドのリンカンシャーに生まれる。作家を志すもうまくいかず、レディング大学で動物学と心理学を学んだのち、執筆活動で鍛えたタイピングの速さを買われて法律関係の職に就く。リーガルエグゼクティブの資格を取得して法律事務所に就職し、生活の安定を得たものの、作家になる夢を捨てられず創作活動を続ける。2008年、35歳のときに“Shadows of the Apt”シリーズの第一作である、ファンタジー長篇Empire in Black and Goldでデビュー。2015年に初のSFとなる『時の子供たち』を刊行。高く評価され2016年度のアーサー・C.クラーク賞を受賞。映画化も決定した

内田昌之 : 1961年生まれ。翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    知性を発達させた蜘蛛達は、疫病の克服、生活の保障と男女平等(交尾後に雄が雌に喰われる蜘蛛にとっては女尊男卑なのだ)への理解と実現化、敵対していた蟻との和議、人類とのコンタクトなどを経て宇宙進出に挑む。一方、「生物の頂点」から滑り落ちたに関わらず、愚かにも時代遅れのその考えを捨て切れない人類はしっちゃかめっちゃかになっていた。手に汗握り、応援した蜘蛛パートに対し、人類パートは内ゲバやカルトの誕生などは起こる前か、ほぼ、終わった状態でメイスン(部外者)から語られる為、只管、退屈且つフラストレーションが溜まる。

  • ケンケン

    (647冊目)予想だにしていない結末に、お見事の一言! 上巻に引き続き、蜘蛛パートの進化過程・それに伴って登場する奇妙かつゾワゾワするガジェットの数々は、本書の読みどころですね(*´ω`) 今年のベストSFの一つだな〜虫が大丈夫ならオススメ♪ 訳者あとがきの続編、是非とも刊行して欲しい!!

  • tom

    予想されたとおり、人類とクモは、生き残りをかけた戦いに突入する。その突入までの経過が縷々語られるのだけど、これが少々冗長。でも、これを語らなければ、行きつくところにたどり着かないのだから仕方ないのかも。人類は共感共感と偉そうに言いながら、それは手近な相手だけに限定していて、少し離れた同胞はおろか異種生物には向かはない傲慢さを示す。これが人類の悲劇につながるということを語りながら、最後にどんでん返し。なかなかうまい展開かもと思いながら読む。クモの生態を上手に使う物語。まあまあ面白かったかも。続編も読みたい。

  • もち

    「わたしはここにいる。あなたたちのためにここにいる」◆数千年後。蜘蛛たちは蟻を屈服させ、疫病を克服し、宇宙へ進出していた。そこに現れたのは、一度は敗走した人類の避難船。戦争は避けられないのか――。決死の侵攻戦と、誰も想像しなかった防衛戦が展開する。■蜘蛛たちの諜報戦、パンデミック、宇宙開発。人類たちの消耗戦、電子化、世紀の愛。両者の邂逅の先には、予測や期待を遥かに超える、斬新な決着と異質の感慨が待っていた。蜘蛛の生き様に、涙する日が来ようとは。

  • to boy

    全く予想のできない展開に驚きと興奮に包まれながら読了。ほんとのSFってこういうものなんだなって嬉しくなりました。地球滅亡から逃れた最後の人類を載せた宇宙船がたどり着いた緑の惑星。そこに生息する人類によって知的に進化されたクモ。二つの世界の出会いと衝突がこれでもかという驚きの連続で語られていきます。映画化の話もあるようで、そちらも楽しみに期待してます。

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