ウンベルト・エーコ

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爆弾のすきな将軍

ウンベルト・エーコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784897378244
ISBN 10 : 4897378249
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
38p;28

内容詳細

みんなの命は、なかよく手をつないだ原子にまもられています。ところが、ひとつの原子がつよい力でこわされると、つぎつぎにほかの原子にぶつかり、ものすごい爆発がおこります。これが原子爆弾です。爆弾をもってしまうと、だれだって戦争をしたくなります。爆弾づくりに熱心な将軍は、戦争をしたくなりました。U・エーコが、平和の意味と、戦争の本質を童話で語ります。

【著者紹介】
ウンベルト・エーコ : 1932年、イタリア・アレッサンドリアに生まれる。哲学者、思想家、作家。記号論で高名。ボローニャ大学教授。ハーバード大学教授ほか、トリノ大学、フィレンツェ大学、ミラノ大学などで教鞭をとる。国際記号学会会長もつとめた

エウジェニオ・カルミ : 1920年、イタリア・ジェノヴァに生まれる。画家・彫刻家・インダストリアルデザイナー。戦時下スイス・チューリヒに逃れ、スイス連邦工科大学に学ぶ。戦後、イタリアにもどり芸術活動に取り組む。20世紀後半に活躍したイタリア抽象画の代表的な画家・彫刻家とされ幾何学的な形を用いた鮮やかな色彩の作品で世界的に知られる。受賞歴にインターナショナル・クラフク・ビエンナーレ賞、ヴロツワフ・インターナショナル・トゥリエンナーレ賞などがある

海都洋子 : 翻訳家。リテラシー教育研究者。津田塾大学英文科卒業。米国ペンシルベニア大学教育大学院修士課程修了。M.S.Ed。Reading Specialistの資格を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mocha さん

    この世のすべては原子からできている。原子たちが仲良く手を繋いで成り立っている。ところがひとつの原子を強い力で壊すと、原子と原子がどんどんぶつかって、大きな爆発を起こす。これが核爆弾の正体。でも、原子が「戦争はいやだ!」と立ち上がることで、爆弾も将軍も無力になるのだ。私たちも小さな原子。手を繋ぐ生き方を選んでいこう。

  • NAO さん

    丸いレースで表された原子。何種類かの布で形作られた将軍。いろいろと素材の違う抽象画は、美しさから、不気味さへ急展開し、引き裂かれた紙の奥の真っ黒な闇に胸苦しさを感じる。静かでやさしいエーコの文章にこの抽象画の取り合わせが、何より戦争の愚かさ、虚しさを引き立たせている。誰もがエーコのように謙虚になれたらいいのに。

  • ☆よいこ さん

    コラージュで描かれた絵本。アトモという原子が、将軍の作る爆弾に閉じ込められた。悲しんだアトモは逃げ出し地下室に隠れる。原爆戦争が始まり爆弾が落とされるが爆発しなかった。▽子供にもわかりやすいように原爆の怖さを描きたかったのだろうが、あまり面白くない。ラストも安直。コラージュが渋いというか地味だからかな。

  • 魚京童! さん

    どうでもいいけど、放射線漏れてない?持ってたら使いたくなるよね。その辺難しいと思う。わからんけどさ。でもそろそろ戦争するでしょ。ミサイル撃たれたし。接しているって難しいよね。

  • 空猫 さん

    武器というオモチャは自分が急に強くなったみたいで、魅力があるのは認めるけれど。やっぱり暴力はいけないよね。この本のアトモのように、逃げてくれたら良いのにな。将軍は平和な時代には役立たずではあるけれど、このラストは何だかな。

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