ウラジーミル・ナボコフ

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ナボコフ・コレクション ロリータ 魅惑者

ウラジーミル・ナボコフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784105056100
ISBN 10 : 4105056107
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

少女への倒錯した愛を描く恋愛小説であり、壮大なロード・ノベルであり、ポストモダン小説の先駆でもある。数々の謎を孕み多様な読み解きを可能とするナボコフの代表作「ロリータ」。ロシア語版との異同の注釈を付したその増補版に、少女愛モチーフの原型となった中編「魅惑者」を併録。ナボコフ・コレクション全5巻完結!

著者プロフィール

ウラジーミル・ナボコフ Nabokov,Vladimir
(1899-1977)1899年、サンクト・ペテルブルグで貴族の家に生まれる。1919年、ロシア革命により家族で西欧に亡命。ケンブリッジ大学卒業後、ベルリン、パリと移り住み、主にロシア語で執筆活動を続ける。1940年、アメリカに移住。ハーバード、コーネル大学などで教育、研究に携わる傍ら、英語でも創作活動を本格的に始める。1955年に英語で発表された『ロリータ』が大センセーションを巻き起こし、教師の職を辞す。1962年、スイスのモントルーに居を定め、1977年、78歳で死去。


若島正 ワカシマ・タダシ
1952年京都生まれ。京都大学名誉教授。翻訳者、詰将棋、チェス・プロブレム作家。『乱視読者の帰還』(みすず書房)で本格ミステリ大賞、『乱視読者の英米短篇講義』(研究社)で読売文学賞を受賞。主な訳書にナボコフ『ディフェンス』(河出書房新社)、『透明な対象』(国書刊行会、共訳)、『記憶よ、語れ 自伝再訪』(作品社)、『新訳版 アーダ』(早川書房)など。


後藤篤 ゴトウ・アツシ
1985年京都生まれ。神戸市外国語大学ロシア学科卒業。大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程単位修得退学。専門は現代アメリカ文学。京都府立大学文学部講師。著書に『アメリカ文学における幸福の追求とその行方』(金星堂、共著)、『読者ネットワークの拡大と文学環境の変化』(音羽書房鶴見書店、共著)など。ナボコフ『見てごらん道化師(ハーレクイン)を!』(作品社)の訳注を担当。

【著者紹介】
ウラジーミル・ナボコフ : 1899年、サンクト・ペテルブルグで貴族の家に生まれる。1919年、ロシア革命により家族で西欧に亡命。ケンブリッジ大学卒業後、ベルリン、パリと移り住み、主にロシア語で執筆活動を続ける。1940年、アメリカに移住。ハーバード、コーネル大学などで教育、研究に携わる傍ら、英語でも創作活動を本格的に始める。1955年に英語で発表された『ロリータ』が大センセーションを巻き起こし、教師の職を辞す。1962年、スイスのモントルーに居を定め、1977年、78歳で死去

若島正 : 1952年京都生まれ。京都大学名誉教授。翻訳者、詰将棋、チェス・プロブレム作家。『乱視読者の帰還』(みすず書房)で本格ミステリ大賞、『乱視読者の英米短篇講義』(研究社)で読売文学賞を受賞

後藤篤 : 1985年京都生まれ。神戸市外国語大学ロシア学科卒業。大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程単位修得退学。専門は現代アメリカ文学。京都府立大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 踊る猫

    ここに居るロリータは「ハンバート・ハンバートの目を通した」ロリータだ。だから、私たちは彼の饒舌で明晰な語りを通して彼があたかも「創造」するというか「現前」させるロリータに付き合うこととなる。その意味ではこの作品を読むことはどうしたって彼の掌の上で踊らされることを意味するのであって、そこから「性的搾取」や「反フェミニズム」を読み取るためにはかなりやっかいな手続きを踏まなければならない。「(本人も含めた)誰の目も通さない『透明』なロリータ」なる存在がありうるかどうかという実に手強い問いとぶつかるという手続きだ

  • MATHILDA&LEON

    【英ガーディアン紙が選ぶ必読小説64/1000】一般的に見れば変態的だが、ある意味真っ直ぐな愛で持って、ロリータのそばで生きる男。ただ、これを是として読むことは出来なかった。それでも結局読み終えられたのは、物語の面白さから来るものであったし、見届けたいと思えたからだ。主人公に対しては好感は持てなかったが、実に人間臭くて印象的。ロリータがその後、幸せになれたかが気になるところ。

  • 北風

    美しい文章、回りくどい物語。ロリータは12歳。しかしながら、十二歳と二十歳の夫婦の話とか年の差婚が題材の作品その他多々あるので、そこまでの変態感はなかった。同性愛とかあんなに差別されていたし。禁忌が甘美であり少女はいつの時代も特別視される。同時はセンセーショナル? どちらかというとロリータの内情を知りたかったかな。女子中学生が男の先生に恋する少女漫画もあるし。変態おじさんの中身は、無垢の博物館で嫌ってほど見せられたから、むしろハンバートはおとなしいくらいだったよ。

  • えっ

    この題材をこの文章で書くしか選択肢のない感じと翻訳の壁を貫通する濃厚な作家性に圧倒される。ロシア語との訳に関する注釈も面白い。ニンフェットの描写に言葉の強烈な拘りが詰まっているのと締まりのない復讐劇が印象的だった。作家性と芸術に躊躇いなく全振りの凄み。カメラオブスクーラとは随分違う雰囲気だったので驚く。気持ちの良い話じゃないけど読んで良かった。あと嫌な楽しみ方だけど、これで青い脂がまた楽しく読み直せるぞ!とも思った。 あと本人のあとがきがナボコフ節全開、面白くて家族に読み聞かせてしまった。

  • warimachi

    これだけ言葉が上手いと、書いてて楽しかったんだか苦しかったんだかって感じだなあ。

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