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ニーナ・シモンのガム 失われたものと見つかったものをめぐる回想

ウォーレン・エリス (作曲家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784991279539
ISBN 10 : 4991279534
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1999年7月1日、ニーナ・シモンは、イギリスで最後となる貴重な公演を行った。感動的なステージの終演後、客席にいたウォーレン・エリスはステージに向かい、ニーナ・シモンが噛んだガムをピアノから取り、彼女のステージタオルに包んで持ち帰った。それから20年。ガムの運命が動き出す。ガムが、誰も予想できなかった出来事の連鎖を引き起こす。一見取るに足らないもの、すぐに捨てられてしまうようなものが、人と人とのあいだに美しいつながりを生み出していく。これはものや経験に意味が与えられ、精神性を帯びていくことについての物語であり、創作のプロセス、そこから生まれる作品の力、そして愛と友情とを讃えている。稀代のミュージシャンによるフォト・メモワール。

【著者紹介】
清水一 : オーストラリア出身のマルチプレイヤー、作曲家。ニック・ケイヴのコラボレーション・パートナーとして、またバンド、バッド・シーズのメンバーとして知られている。ソロで、およびニック・ケイヴと共同で『プロポジション―血の誓約(The Proposition)』、『ベルベット・クイーン ユキヒョウを探して(The Velvet Queen)』他多数の映画音楽を手がけ、多くの賞を受賞。自身のバンド、ダーティ・スリーは1994年以来9枚のスタジオアルバムをリリース。プロデューサー、作曲家としてマリアンヌ・フェイスフル、ジュピター&オクウェス、ティナリウェンなど様々なアーティストの作品を手がけている。2021年、スマトラ島に、保護された野生動物のための終の住処「エリス・パーク」を共同設立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • はしご

    著者が最初に集め始めたのは自動車のタイヤの部品で、幸運のお守りに持ち歩いていたという。初めて弾いた楽器も拾ってきたアコーディオンだというから、彼が同じ音楽フェスに出演したニーナ・シモンがピアノにつけたガムを持ち帰るのも必然というべきか。驚くべきは1999年からずっとガムの保管場所を正確に記憶しているだけでなく、ガムには今に至るまで一度も触れていないことだ。取るに足らないものが「聖遺物」として彼や周りを巻き込んでいく様は信仰の尊さを意識させられる。信仰は神でなくても良く、信じたものが神なのだ。

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