SACD

6つのヴァイオリン・ソナタ、ピアノ四重奏曲 イサベル・ファウスト、メルニコフ、B.ファウスト、シュミット(シングルレイヤー)

ウェーバー(1786-1826)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMSA0047
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
限定盤

商品説明


ファウストによるウェーバー、SACDシングルレイヤーで登場!
メルニコフの溌剌としたピアノにも注目!
日本独自企画・限定盤


イザベル・ファウストによる、ドイツ・ロマン主義の重要な作曲家ウェーバーの作品集がSACDシングルレイヤーで登場。ハルモニア・ムンディ・レーベルよりハイレゾ・マスターの提供を受け、関口台スタジオでリマスタリングを施した、日本独自企画・限定盤です。
 ドイツにおけるロマン主義運動の重要な先駆者であり、多芸多才な楽長、明晰な批評家として、さらには華々しいピアニストとしても活躍したウェーバー。『魔弾の射手』やピアノ曲が非常に有名ですが、室内楽はわずか9曲(完成されたもの)しかのこしていません。そのうち8曲は、ウェーバー自身、かなりの名手であった楽器ピアノを含む編成のものとなっています。イザベル・ファウストを中心とする豪華メンバーのこの録音では、ウェーバーの才能の輝きに満ちた室内楽作品がファウストにしか奏でることのできないまばゆい音色に導かれ、いきいきと再現されています。メルニコフの溌剌とした気魄に満ちたフォルテピアノの音色も見事。なお、四重奏曲で共演しているヴィオラのボリス・ファウストはイザベルの兄。そしてチェリストも来日経験もある中堅シュミットです。
 6つのヴァイオリン・ソナタは、1810年の夏の終り頃、出版社のヨハン・アントン・アンドレの依頼を受けて作曲されたもので、家庭内で、いわゆるアマチュアの人々が音楽演奏を楽しむための楽曲がならびます。ウェーバーはあまりこの仕事に乗り気ではなかったことが手紙などにも残されていますが、その内容は実に多彩で、ウェーバーの才気に満ちたもの。カスタネットが打ち鳴らされるようなボレロ(第2番第1楽章のキャッラテーレ・エスパニョーロ)や、バラライカの音色を思わせるエア・リュス(第3番第1楽章)など多国籍の情緒が感じられ、また魅力的なメロディ、そこかしこに『魔弾の射手』のアリアを彷彿とさせる華やかなパッセージも盛り込まれていて、「アマチュアのための」とされてはいますが非常に充実した内容となっています。アンサンブルをたのしむことにも主眼がおかれた作品だけあって、ファウストとメルニコフの丁々発止のやりとりにも注目です!
 四重奏曲は、1809年9月、ウェーバーが22歳のときに完成された作品。なんといっても聴きどころは第2楽章。弦楽器の半音的な動きをみせるハーモニーに始まる印象的な問いかけにピアノが応えたかと思うと突然の休止小節、そしてピチカートによるカデンツァが続く、というなんとも謎めいた出だしの楽章です。この楽章だけ1806年に完成、残りの楽章は後になって書かれたことがわかっています。ピアノの短い導入に始まり、瑞々しいロマンティックなメロディのきらめきが美しい第1楽章、弦楽器の美しい音色が冴えわたる充実した第2楽章、エスプリの効いた短い第3楽章、そして、終楽章では弦楽器3者のフーガ風なやりとりの中、ピアノが縦横無尽に華麗にかけめぐります。
 ファウストの、どこまでもまっすぐな音色で奏でられるウェーバーの書いた旋律美、メルニコフの才気と知性が冴えるピアノ・パート、そしてアンサンブルの妙。すべてがとびきりのクオリティのウェーバー作品集です。(輸入元情報)

【収録情報】
ウェーバー:
● ヴァイオリンのオブリガートつきのピアノのための6つの段階的ソナタ(アマチュアのために作曲、捧げられた)Op.10

 第1番ヘ長調 Op.10-1
 第2番ト長調 Op.10-2
 第3番ト長調 Op.10-3
 第4番変ホ長調 Op.10-4
 第5番イ長調 Op.10-5
 第6番ハ長調 Op.10-6
● 四重奏曲(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための)変ロ長調 Op.8

 イサベル・ファウスト(ヴァイオリン/1704年製ストラディヴァリス「スリーピング・ビューティ」)
 アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ/Lagrassa 1815年頃、エドウィン・ボインクのコレクションより)
 ボリス・ファウスト(ヴィオラ/ガエターノ・ポラストリ)
 ヴォルフガング・エマニュエル・シュミット(チェロ/マッテオ・ゴフリラー)

 録音時期:2011年6月
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Single Layer

 リマスタリング技術監修:角田郁雄
 日本語帯・解説付
 SACD対応プレイヤーで再生できます。

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ウェーバーのヴァイオリン・ソナタは初めて...

投稿日:2013/01/21 (月)

ウェーバーのヴァイオリン・ソナタは初めて聴きましたが、ファウストさんとメルニコフさんの奏でる音楽の勢いもあり、CDの出だしから一気にウェーバーの世界に引きずり込まれてしまいました。勿論、ウェーバーの曲も素晴らしいと思いますが、お二人のとても息の合った活力に満ちた楽しい演奏に大変感動いたしました。ベートーベンのヴァイオリン・ソナタ全集でも新鮮な感動を覚えましたが、今回もその期待を裏切らない素晴らしい演奏でした!弥が上にも、これからのお二人の新譜に対する期待に胸が膨らみます。

RCS さん | 東京都 | 不明

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