大学の喪失 その再生への期待 中部大学ブックシリーズアクタ

目次 : １　大学の現状：専門化と言葉の重要性/ ２　言葉の本質と大学の制限/ ３　大学の崩壊と「生命の木」/ ４　「キャリア準備」教育の本質と「木の幹」教育/ ５　「学校での失敗」と「大学への期待と基準」/ ６　「文学」を読むということ/ ７　想像力と大学の産業（工業）化/ ８　大学が健全であるための問い

【著者紹介】
ウェンデル・ベリー : １９３４年、米国ケンタッキー州の農家生まれ。１９５５年ケンタッキー大学にて英文学の学士号、１９５７年に修士号を取得。１９６５年以降、同州ヘンリー郡で農業を営むかたわら、詩人、小説家、随筆家、評論家、哲学者として精力的に執筆活動を行い、これまでに８０以上に及ぶ多くの作品を発表。Ｔ・Ｓ・エリオット賞ほか多数受賞。現代の米国を代表する人文学者の一人である。また長年、積極的に自然保全運動に関わり、環境活動家としても社会に大きな影響を与えた。それらの功績が認められ、２０１０年、オバマ大統領より国家人文科学勲章を授与された。現在もヘンリー郡にターニャ夫人と居住、農園経営に勤しみつつ健筆を振るい、またその環境保全をめぐる発言は常に注目を集め続けている

鈴木順子 : １９６５年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得満期退学。学術博士。フランス・ポワティエ大学大学院人文科学部哲学科ＤＥＡ（哲学史）取得。中部大学創造的リベラルアーツセンター教授。専門分野：フランス思想・哲学、フランス地域文化

宗宮弘明 : １９４６年名古屋市生まれ、名古屋大学大学院農学研究科博士課程満了。農学博士。中部大学客員教授（中部高等学術研究所）、中部大学名誉教授、名古屋大学名誉教授。専門分野：魚類生物学、環境生物学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）